ラバジェンさんとウィリマンさん | 音快計画-ヴァイオリン弾きのお仕事とはッ?!-

ラバジェンさんとウィリマンさん

 実は今日が誕生日であります。

 そして去年は、アルゼンチンへ向かう飛行機の中で、迎えたのを思い出します。30時間の一人旅……きつかったなあ。だけど、着いたその日(誕生日!)に、アメリータ・バルタールの素晴らしいピアソラを聴くことができて、泣きそうになったんだったと、思い出します。

 しばらく、普通のライブ以外の仕事ばかりになっています。並行して様々な準備にいそしんでおります。初めて山形に行く機会など色々あったのですが、とりあえず今回書くのは、これ。


 アルゼンチンから来ている、本当にスペシャルなミュージシャン、ビクトル・ラバジェンさんのコンサートを観に行きました。

 ドラマチック・タンゴ「伝統と革新」というショウです。


 先日書いた記事の公演なのですが、こういうエンターテインメントだったのですね!!……というのも、前はダンスがあまり見られなかったのです。やっと全容を掴むことが出来ました。

 恐ろしいばかりに見事なダンス。圧倒されました!人間の身体の動きって、美しくて気持ちがいい。もしかしたらこういうものが、音楽的なものの根源にあるのかも、いや、逆で音楽に乗った動きが美しいと思えるのか?……など小賢しいことを考えたのは帰りの電車の中で、公演中は完全にショウに頭をジャックされてました。

 もちろん、期待にたがわず音楽はぶっ飛びもんです。リズムがムチャクチャ気持ちいい!これは一体何なのでしょう?音はぶ厚いのに、何かが揺蕩いながら軽やかに流れていくようです。

 東京での公演はもうないのですが、残り少ない公演が北海道、東北、北陸、近畿などであるようです。こちら に詳細が。その辺りにお住まいの方、ぜひご覧になってください!すぐに惹きこまれることでしょう。


 加えて、そのラバジェン・バンドのヴァイオリン、ワシントン・ウィリマンさんに、教えてもらうことができました!プグリエーセ、ディ・サルリ、トロイロ、ピアソラ、ちょっとダリエンソも。

 本当に素晴らしい時間でした。少しの時間ご一緒しただけですが、音楽のみならず、心から尊敬できる人だと感じました。もっとも、僕のスペイン語はある程度は分かるものの、あまりにアヤシくて(地道に勉強は続けているのですが)、Iさんの助けなしには、そういう理解にすら辿り着かなかったでしょう。いつも音楽上の貴重な助言をいただいている上に、こんなことまで。色々な方の好意によって自分が成り立っていることを、実感する日でした。



 一連の体験で、これまで以上に自分の音楽を表現していける予感がしています。どうぞ、今後さらにご期待ください!

 ……そろそろブログも書こう叫び


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