第十一弾「ブエノスアイレスに挑戦する日」
最後の本番があった3/16。16時(いつも集合時間が遅いので、すごく早い感じが)にビブリオテカ・ナショナル(国立図書館)へ!
入り口(←)で、老婦人に話しかけられました。僕がスペイン語を分からないとみるや、さっと英語に切り替えて。
今日演奏する人たち?日本からわざわざ来たの?とか色々質問されます。最後に、聴きに行くわ、楽しみにしてるわよ!みたいなことを言われてにっこり。……じーん。
ホールまで行くと、この日一緒に演奏するコー・サンジさん(韓国から、ブエノスアイレスに留学中!)がもういらっしゃいました。あれれ、なんでかなー?笑
和やかだったのは最初だけ。
サウンドチェックがもう大変!この作業は、いつも難儀するイメージがありますが、さらにアルゼンチンらしい大変さが。機材が40年前のなんだ、とかで頼りにならない上に、ホールがまったく響かない。泥沼でもがく感じで、消耗~
何もかもが斜めで、特にステージ上まで水平でなかったり、他にも、とにかく大変なところでした。
さあ、そんな中で、コンサートスタート!
タンゴの本場ブエノスアイレスで、ほとんど会田さんと青木さんのオリジナルかオリジナル・アレンジを演奏する、大胆なプログラム。これが大好評でした!!
楽屋がなかったので、終演後、せまーい舞台袖の廊下にわらわら人が集まって、むちゃくちゃ大騒ぎでした!
メンバー紹介を兼ねて、写真の説明を。
左から、バンドネオンコー・サンジさん、同じくバンドネオン鈴木崇朗(たかとき)くん、微妙に挟まっているのが自分、ピアノ青木菜穂子さん、アメリータ、ヴァイオリン会田桃子さん、ヴォーカルSayacaさん、ベース東谷健司さん
アストル・ピアソラの2番目の奥さんで、『ロコへのバラード』をはじめとする数々のピアソラの傑作を初演し、共にその音楽を作り上げてきた伝説の歌い手です。
ちなみに、ブエノス到着の日に、コンサートでその歌を聴く機会に恵まれ、その世界に心の底からノックアウトされたことが、その後様々なことを考えるきっかけになりました。その方に、この時にお会いできるというのは、何かこう、環が閉じるような、不思議な感覚に襲われます。
終演後、メンバーと、アメリカから来ていたハーモニカのジョー・パワーズさん(左の写真に写ってませんが、最後の回にまた登場します!)と、Sayacaさんがホームステイしているお宅で、パーティー!
デリバリーで、エンパナーダを注文して。後で、お寿司と焼き鳥もオーダーできました!見かけは少し違和感があるのに、焼き鳥もちゃんと焼き鳥の味!
それにしても、豪奢な庭であります。なぜか鮮やかなピンク色のアジサイが咲いておりました。残暑の時期なんですけどね。ちょっと寒かった。
……書いているうちに、いつも一日の最後にパーティーをしていた気がして、楽しくなってきました笑 お店で飲むのも楽しいけれど、パーティーしたいなー!
つづく
