魅惑の最先端!音楽はこんなにも凄いのか?!
ブログネタ:幸せってなんですか?
参加中 今、音楽の色々なシーンで、タンゴを母体にして育ったミュージシャンが活躍しているのをご存知ですか?
僕も半年前には知りませんでした!笑
アドリブが出来て、アレンジもし、おまけに作曲までしている人が、一人や二人ではないのです。しかも、様々なジャンルで活躍する彼らは、色んな音楽に精通し、キャッチーでありながら中身の詰まった素敵な音楽をしています。そのレベルの高さは、想像を超える!!
その中から、こんなに素敵な音楽があるんだ!という幸せな時間を味あわせてくれた、会田桃子バースデーライブ。
素晴らしかった!!5月29日、南青山マンダラは、ほぼ完全に満席の大盛況でした。
クアトロシエントス・メンバー
会田桃子
:ヴァイオリン
北村聡:バンドネオン
林正樹
:ピアノ
西嶋徹:ベース
ゲスト
海沼正利
:パーカッション
セルヒオ・ビジャロエル:ヴォーカル
麻場友姫胡:ヴァイオリン
(青字になっている方には、リンクがあります。ご覧になってください!)
タンゴをベースにしながら、自身が様々なジャンルで活躍するリーダー会田さんに、これまた様々なジャンルで評価の高い北村さん。林さん、西嶋さんは元々ジャズの出身でタンゴも演奏するのです。
「クアトロシエントス」は、ニュー・タンゴを作りながら、自分たちの感性で新しい音楽を創ろうとしている集団、ではないかと思います。
このライブは、タンゴではなく、ラテンの黒人音楽(カンドンベ、ムルガなど)が一つの柱で、会田さんのオリジナルがもう一つの大きな柱。
『私のお気に入りの手袋』『私の希望のすべて』は、タンゴを感じながら、あまりに美しいメロディーに溜息が出ます。
タイトルの予想を裏切るのでは?と思われるのが、『恋ひ』(…どんな恋なんだ?!という意見が各所から…笑)。メンバーの息がピッタリ合っていて、不思議な雰囲気を出していました。海沼さんのスチールパンの演奏が、本当に印象的だったのですが…説明が難しいのが残念!
『ミロンガ・セプティマ』と、新曲『レクエルド・インボラブレ』(「忘れ得ぬ思い出」って意味かな?)。…これ、ヤバイ曲です。期待通りのリズム感とメロディー、聴き易いのにありきたりじゃない。
映画やドラマの脚本には、ある程度まで予想どおりに進行して、突然思いがけない展開が待っている、いい意味での裏切りが必要なのですが、特に新曲ではその「裏切り」感の絶妙さに見事にしてやられた!作曲技術の高さに脱帽。
今回、演奏としては色々な素晴らしい曲がありましたが、曲自体では、この新曲がもっとも自分の心に残りました。あ~みなさんに聞いて欲しい笑
今紹介した2曲に加えて『カンドンベ400』も、ラテンのダンサブルなグルーヴと美しいメロディーが絶妙に絡み合う、会田節炸裂!中でもこのカンドンベは、ポップさが際立っていて盛り上がります。
セットリストの最後の曲ということもあって、メンバーのソロが容赦なくカッコイイ。中でも、林さん怒涛のソロが今でも僕の頭に残っています。
控えめながら素晴らしい演奏をしていた北村さんのバンドネオン。最後に壊れちゃって、アンコールでは、飄々としながら真剣にシェイカーを振っていて、思いっきり笑えました(シェイカーはかなり難しいらしい)
素晴らしいライブだった上に、その先に更なる可能性がある!という期待も十二分に抱かされました。まだまだ色々なことをやってくれちゃうのでは?
クアトロシエントス、今月末に韓国ツアーとか。
今、断然目が離せない音楽集団です!