【続】 闘う、TANGO
先日の東京バンドネオン倶楽部の公演、打ち上げも楽しかったのです!
↑弦セクションの面々。左から上回りで、Vn専光さん、Cb田辺さん、Vn水野さん。右下から、Va河村さん、Vn近藤さん、Vc内田くん、腕で顔半分隠れている変なのが僕です…
若きプロ・バンドネオン奏者たちの話に感服しました!
考えれば当たり前なのですが、バンドネオンの道に入るということは、本当に何の保証もない人生が待っています。音大でバンドネオンを勉強するとか、そういうのはありえない訳で、学生にすらなり得ないですから!それはもちろんとしても、スターになれるかもしれないとか、そういうのもないのです。
北村聡さんは、関西の大学(名門!)を中退して上京、バンドネオン奏者になっています。今は諸所で活躍されている北村さんですが、いきさつを聞くと、「いや成り行きで笑」と笑うのです。大学時代は、練習場所がなくて(大学のサークルでやってるわけじゃないわけだから)、寒い中、よく外で練習したそうです。
20歳の鈴木崇朗(たかとき)さんは、高校を卒業…?してすぐに札幌から上京しています。
微妙な表現になっていることには、理由があります。卒業式直前と直後に仕事(!)で、2月から上京していたそうです。そこで、卒業式だけ出るために一度帰ろうと、師匠(小松さん)に言ったところ、「いや、ちょっと帰ってるヒマないんじゃないかな…??」と、言われらしい。本当にその通りになり、レッスンとリハに追われまくった結果、…卒業式には出られなかったトカ!!
たかときさん曰く、「結局、どっちが大事かははっきりしてましたけどね~」。
数日後、実家に卒業証書とアルバムが送られてきたそうです。オトコマエだ笑
凄い世界です。僕なんてまだまだ甘い…本当に。
さらに思ったことが色々あります。また書くかもしれません!!
ちなみに、東京バンドネオン倶楽部の公演は、小松亮太さんのブログ『そんなわけで』
、近藤(くろ)久美子さんのブログ
にも、様子がアップされています。是非ご覧下さい!
