それは静かな風の吹く日『カレッジ・オブ・ザ・ウィンド』
演劇集団「キャラメルボックス」
『カレッジ・オブ・ザ・ウィンド』
観て来ました!
東京では、5日までやっています。観ていない方は、劇場に足を運んで損はありません!
それは、心から笑って、芯から泣けて、そのとき感じる風の、あまりにも切ない物語。非常にクオリティの高い、分かりやすいのに説明が出来ない、フィクションの持つ力を感じさせる上質の舞台だと思います。
とにかく、まずは思いっきり笑えます!ここは、役者の方々の力量ですねー。アドリブで、台詞回しで、パントマイムで、間の取り方で、様々に笑わせてくれます。
あらすじは、ホームページ
に、ある程度のっていますが、説明が難しく、観ないととても分からないです…何しろ、製作総指揮さえそう言ってました笑
それから、高部あいさんというタレントの魅力もてんこ盛りでした!!なぜ演出は彼女を使ったのか、よく分かります。タレントとは、才能という意味なのは知ってたけど、これもやはり説明できるものではない、どこか不思議な力だということを、感じさせてくれました。
その上、明かりはとにかくクオリティの高さを感じさせます。色合いといい、当て具合といい、凄まじい職人力に圧倒されるばかり。
で、音楽は??
そう、僕はこの芝居の冒頭に流れる、『Dsut In The Wind』のヴァイオリンを弾いているのです。
間奏の部分は思いっきり主役です。それがどう使われているのか、ドキドキしながら、劇場へと向かったのです。
前説(すでに面白い)、カーテン!そしてすぐに、自分のソロのところで大音量で劇場に鳴り響いてきました!!
自分の演奏が誇らしいと、初めて思いました。こんないい芝居に使ってもらえるなんて…今まで音楽やってきて、何度か心から感動したけど、そのすべては興奮状態にありました。こういう、静かで穏やかな感動は初めてです。
名前を出したりはしませんが、紹介してくれた方、使ってくれたディレクターの方、キャラメルボックスの方々、何より、聞いてくださった方々、みなさまに心から感謝いたします。
しかもサントラができてて、ロビーで売ってた
これもしみじみうれしい~買います?笑