自分に克ちたい! | 音快計画-ヴァイオリン弾きのお仕事とはッ?!-

自分に克ちたい!

 あがり性でも、訓練することで、本番にあがらなくなるそうです。感情をコントロールするメンタルトレーニング。スポーツの世界では、今じゃみんな知ってるのに、音楽家にはあまり知られていません。本番が嫌いな音楽家って、楽しくない生き方だから……


classicnight

『VAGABONTIC CLASSIC NIGHT』終了しましたー!!クラッカー
 来て下さった方々、どうもありがとうございました。本当にうれしかったでーす!!!
 いやあ、盛り上がりました~ッ!!


 今回も、多くの素晴らしい音楽家に出会いました。
 みんな憎たらしいほどプロフェッショナルだなあ~笑 ←単なる妬み嫉み
 上手なだけなくて、歌の人たちは笑いも取りまくっていたし、ピアソラはアドリブがめっちゃカッコイイ!!!古楽は純粋に楽しめたし。楽しませることが、あんなにできるなんて、クラシックも捨てたもんじゃない!
 つまりクラシックには、思われているより、魅せ方・企画に研究の余地があるのです。常々そう思っていましたが、確信~

 ロックや大道芸まである、いつものライブと、同種の楽しさに満ち溢れていたのが、あまりに不思議でした。


 僕はと言いますと…??選曲で意図した、「お酒を楽しく飲めるビール、イケイケノリノリな感じ!」がどうだったのかが一番気になり、それはお客さんにしかわからないのですが…
 
 自己ベスト達成!
 どれくらいクールに、熱い音楽を演奏できるかということが、僕には難しい。でも、聴いている人に伝えたい音を完璧に作るため、微妙な筋肉の調整に集中するには、弾くこと自体に呑み込まれていては、ダメだということなのです。
 難しいと思うのは、必要なクールさが音楽によって若干違う気がすること。そして気が遠くなるほど緊張していながら、そのレベルをコントロールすることが必要です。

 今回、コントロールしている感覚が少し分かったのです!!!


 でも、自分の完成度は高くなかったと思っています。個人技では、何箇所も音程外したし(バレる失敗は、せめて2回以内にしたかった…)、速い動きのときに高い音が裏返りまくり。
 また、ピアニストがlucyさんじゃなかったら、危なかった!!実は予定とは違うように弾きまくってしまいました。聴いていても分からなかったと思いますが、それは、さもそういうことになっていたかのように、ピアノが辻褄を合わせてくれたからあせる
 ピアノがもう一つ完全に聴こえとらんのです…聴こえていれば、もっとビタッ!とダンスしているかのように、加速したり減速したり出来たハズだし、音程も外しようがない訳で…修行が必要ー


 ……ここからは、その自己ベストの裏側です。何をやったのか???
 これがまた現金なことに、 ¥


①録音したリハの音を聴いて「あ、思ったよりはマシや」ということになり(一人で勝手に)、
②「楽に弾いた感じで、マイクを通すと丁度になっとる」ことに気が付いて、
③気分を切り替えるため、ライブハウスを出て食べた中華料理(炒麺)が意外にも美味しくて、すご~く得した気分になり…(コレが大きかった)、


「まあいいか!全力で弾き切ったら勝ち!集中力が切れたら負け!」


 これで騙される自分の心がさっぱりワカラン。終わってみたら、メチャクチャお腹が痛くて(今度は緊張のため)普通に座ってられず、奥でひっくり返っていましたとさ。