こんばんは。
本日もありがとうございました。
本日はこちら。
Nigel Cabourn
BRITISH OFFICERS SHIRT
COL/SAX
SIZE/46・48・50
\19440
同ブランドの定番、ブリティッシュオフィサーズシャツが今期も届きました。
こちらは春夏にオススメの薄手のオックス生地、ピンポイントオックスフォード生地を使用した1枚。
一言でOXFORDといっても糸の番手、打ち込みによって、風合い等がガラッと変わります。
ボタンダウンのオックスフォードシャツというとカジュアル感満載といったイメージもありますが、ロイヤルオックスフォード、こちらのシャツと同じピンポイントオックスフォードの生地はドレスなどにも用いられる生地となります。
光沢があり、薄く柔らかな風合いが特徴。
まず生地の説明から。
オックスフォード生地は、タテ、ヨコ2本引き揃え、もしくはタテ2本、ヨコ1本引き揃えで織った平織りの生地というのが定義とさせれおります。
引き揃えとは糸を並行して、この場合2本なのですが、それで織ることです。
そして、先ほども書いたのですが、使用する糸の番手により、同じオックスフォードでも何種類かに分かれます。
ピンポイントオックスは通常80~100番手の糸を使用し80番手の双糸でタテヨコで引き揃えというのが通常多いと聞きました。
コチラのNigel Cabournの生地は違います。
タテ糸には、長さの短い繊維や夾雑物を取り除き、カード工程を行ったのち、より短い繊維の取り除き、均一の精度を高めるコーマという機械を通す工程を行い紡績した光沢があり強度のある高価な40番手の糸を使用。
ヨコ糸には80番手の細番手の糸を使用。
それを、タテ2本、ヨコ3本にて引き揃え、織った生地となります。
それによる生地のムラ感も良いのですが、薄い生地には致し方無かった、耐久性が格段に向上した、引き裂き等にも強い生地となっております。
型は1940年代の英国陸軍の士官用シャツがベースとなった1着。
モデルとなったオリジナルは肉厚で丈夫なツイル生地でしたが、オリジナルのピンポイントオックスフォードに変更してあります。
デイリーに着るシャツですから、オリジナルのディテールは簡素化されシンプルに仕上がっています。
オリジナルのディテールを踏襲した、最も特徴的ディテールがこちら。
第5ボタンで終わる前立て、そこから第6ボタン位置のゆるやかにカーブを描きつつふくらむ左身頃のデザインとなっております。
着丈は、オリジナルより短くアレンジしてありますが、もともとパンツインが当然ですから、前タテは上に着るウェアに、それもかなりの枚数の生地が重なり擦れる部分です。
そこでパンツインしたさい、そこがゴワつかず、すっきりとなるよう、また激しい動きをしてもシャツがパンツから出ないよう考えられデザインされたのが、こちらのディテールになるというわけです。
ボタンダウンですが、表から見えない隠しボタン。
好みはありますが、個人的に好きなディテール。
背中にはバックダーツが入っております。
このディテールは体の姿勢による補整により必要になるディテールになります。
自然体でいて、胸が前に出た、背中が反り返ったような、いわゆるスポーツマンのような方は反身体といい、前身頃は体のライン上、胸が出ますので、生地が引っ張られます。
ですが後身頃は、生地にゆとりがでます。
それをつまんで、シャツを綺麗に見せる、それがダーツになります。
前身頃に比べて、後身頃のゆとりをつまむので、面積は後ろのが少なくなるわけです。
この反身体、外人に多いといわれ、日本人は悲しいかな、猫背、屈伸体が多いといわれます。
ですから、コチラのバックダーツはあくまでデザインですね。
シルエットは、ウエストの絞りもなく、比較的ストンとしたボックスですので、普段からカジュアルにガシガシ着てほしい1着です。
すでに在庫僅かですので、是非店頭にて。