こんばんは。
本日もありがとうございました。
本日はこちら。
Nigel Cabourn
BRITISH OFFICERS SHIRT GINGHAM
COL/OFF WHITE・OLIVE
SIZE/46・48
¥23760
同ブランドの定番、ブリティッシュオフィサーズシャツが今期も届きました。
1940年代の英国陸軍の士官用シャツがベースとなった1着。
モデルとなったオリジナルは肉厚で丈夫なツイル生地でしたが、オリジナルのオックスフォードに変更してあります。
英語のGINGHAMは先染めの糸と白糸にて平織りで格子柄に織った生地の名称になります。
意外ですが、ギンガムはマレー語のGENGGANG‘縞模様の意味’からきているとの説もあるようです。
当時のマレー半島はイギリスの植民地といった歴史的背景から、繋がりも深いですから、そういった経緯からかもしれませんね。
デイリーに着るシャツですから、オリジナルのディテールは簡素化されシンプルに仕上がっています。
オリジナルのディテールを踏襲した、最も特徴的ディテールがこちら。
第5ボタンで終わる前立て、そこから第6ボタン位置のゆるやかにカーブを描きつつふくらむ左身頃のデザインとなっております。
着丈は、オリジナルより短くアレンジしてありますが、もともとパンツインが当然ですから、前タテは上に着るウェアに、それもかなりの枚数の生地が重なり擦れる部分です。
そこでパンツインしたさい、そこがゴワつかず、すっきりとなるよう、また激しい動きをしてもシャツがパンツから出ないよう考えられデザインされたのが、こちらのディテールになるというわけです。
では生地になります。
定番として毎シーズン展開していますので、お馴染みのアイテムですが、生地ではなく、糸からナイジェルが拘った、スペシャルファブリックの1つです。
タテ糸には、長さの短い繊維や夾雑物を取り除き、カード工程を行ったのち、より短い繊維の取り除き、均一の精度を高めるコーマという機械を通す工程を行い紡績した光沢があり強度のある高価な細番手の糸を使用。
そしてヨコ糸には不釣り合いなほど太番手を使用、そのため緯方向にストレートムラが生じ、生地に豊かな表情となっております。
またヨコ糸はペルーのピマ種を品種改良したアメリカ綿の高級超長綿スーピマコットンとカリフォルニアのサンフォーキン バレー(渓谷)で生産されるサンフォーキンコットンを混合しているので、光沢があり、弾力性にも富んでいます。
隠しボタンダウン。
ご存知の方も多いとは思いますが、通常ボタンダウンはカジュアルなシャツになります。
正装ではNGなシャツになります。
こちらのシャツをそのようなシーンで着るかといのは、また別の話しですが、僕は普段着るときも襟がバタつくのがあまり好きではないので、ボタンダウンシャツが大好きなんですが、これは表から通常のボタンダウンのようにボタンが露出していなく、ボタンでおさえられてはいますが、ドレッシーなシャツになっています。
なので、この隠しボタンダウンシャツというのは個人的に一番好きなシャツですね。
背中にはバックダーツが入っております。
このディテールは体の姿勢による補整により必要になるディテールになります。
自然体でいて、胸が前に出た、背中が反り返ったような、いわゆるスポーツマンのような方は反身体といい、前身頃は体のライン上、胸が出ますので、生地が引っ張られます。
ですが後身頃は、生地にゆとりがでます。
それをつまんで、シャツを綺麗に見せる、それがダーツになります。
前身頃に比べて、後身頃のゆとりをつまむので、面積は後ろのが少なくなるわけです。
この反身体、外人に多いといわれ、日本人は悲しいかな、猫背、屈伸体が多いといわれます。
ですから、コチラのバックダーツはあくまでデザインですね。
シルエットは、ウエストの絞りもなく、比較的ストンとしたボックスですので、普段からカジュアルにガシガシ着てほしい1着です。
写真を載せ、文章ではでは書きましたが、この生地感は手にとらないと、しかっかりとは伝わりません。
オススメです!!!!