今日もニットあってのってやつです。 | つくば市のセレクトショップ JAMのBLOG

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こんばんは。


本日もありがとうございます。


本日はコチラ。




GUERNSEY WOOLLENS

Traditional guernsey stripe

COL/NAVY×ARAN

SIZE/36・38

¥25812


本日もニットの紹介になります。


昨年同様、今期もガンジー ウーレンズからガンジーセーターが届いております。


まず今日お客さまにも聞かれましたので、WOOLLENSとは??なにか簡単に書いておこうと思います。


場合によって2つの意味があるのですが。。。

ウーレンは紡毛といい、それともう1つウーステッド・梳毛があります。


ウーレン(紡毛)とウーステッド(梳毛)は原毛や紡績にも違いがあり。。


ウーレン ヤーン(紡毛糸)は、「繊維原料を手で紡ぐ」方法を工業化した伝統的手段で、原毛の長さの短いもの使い、原料を選ばず、櫛けずり(コーミング)しない、太く撚りが甘い毛羽のあるざくっとした糸で、これを使った代表的紡毛織物(ウーレン)にツイード・メルトン・フランネルなどになります。

よく、~混セーターなどありますが、羊毛(ウール)の他にも、アルパカ・アンゴラ・モヘア等の羊以外の毛(ヘア)も使用していることになります。


ウーステッド ヤーン(梳毛糸)短い原毛、不純物を取り除き、5cm以上の原毛を使用し、よくすいて、繊維を直線状に引き伸ばすと同時に、平行状態に並べて撚りをかけ糸にしたものです。これを使った代表的梳毛織物にはサージ、ギャバジン、トロピカル、ウーステッドなどのスーツの服地があります。


それともう1つ、羊毛を扱ったり携わったりする場合、業界や人をWOOL MARCKET(羊毛市場)・WOOL BROKER(羊毛仲買人)と呼び、羊毛織物を扱ったり携わったりする人たちをWOOLEN(WOOLLEN)~と呼びます。

ガンジー ウーレンズはこちらになりますかね。。


さて、ガンジーニットについてですが。。


歴史はこちらのが古く16世紀にはあったとされています。


それが、19世紀から20世紀初頭にアラン諸島に伝わり、新しい技法が加わり、あの白いアランセーターが生まれたました。


ガンジーセーターもチャネル諸島のガンジー島(ガーンジー島)が発祥とのことですが、詳しくわかっていないという話もあり場所によってガンジーと呼びますが、ジャンパー、ジャージー、フロックと呼んだりするらしいです。


アランセーターやフェアアイルセーターの歴史は比較的最近という話しですが、ガンジーセーターの歴史は古く、リアルな漁師が着ていた作業着・防寒着となるわけです。


母から娘に伝えられるその編み柄はまるで家紋のようで、漁に出る夫の無事と豊漁を祈り願い、もし万が一海で何かあったときは、その編み柄が身元を判別するというアランセーターの伝説は、実はガンジーセーターがもとになったという話があるくらい、当時のガンジーセーターは家庭内で編まれ、家族のための編み物だったようです。



Guernsey Woollens(ガンジー ウーレンズ)は、元々Channel Jumper(チャネル ジャンパー)というガンジー島のガンジーセーターメーカーから、1976年創業のガンジー ウーレンズが引き継ぎブランド名も変更になりました。


1976年の創業から、島内の小さな作業場にて、伝統に絶対の自信を持つ職人の手により、マシンメイド・ハンドメイドによって、伝統的なガンジーセーターを生産しています。












モックネックの襟の両脇には三角のネックガゼット、袖付けの部分にはガターステッチパネル、裾にはガターステッチウェルトとスリット、脇下にはアンダーアームガゼット等、伝統あるディテール満載です。


ボーダーにデザインされていますから、これはいまの時代に合わせデザインされていますが、それでも細部は、16世紀から伝わる、ガンジーセーターそのものではないでしょうか。


僕も何枚か持っていますが、このずっしりと目の詰まった編み地、モックネックのガンジーセーターは風も通しにくく、保温性も高いセーターです。


馴染むまで少し時間はかかりますが、体に馴染んだときは、秋冬気づいたら手にとり着ているというくらい、手放せない1着になります。


是非店頭にて。。


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