今日11月20日からの1週間、本校(筑波大学附属小学校)では、音楽鑑賞週間という催しが繰り広げられています。

これは、2年に一度開かれるものです。1週間にわたって、いろいろな音楽家の方に来ていただき、聴きたい人がチケット(無料)を買って、座席も指定してもらい、本物のコンサートさながらに催すのです。だから、この友だちと、この席で音楽を聴きたい!ができるわけですね。

聴きに行くのも自由、行かないのも自由です。こういうことができるのは、放課後の活動だからなのですね。

しかし、初日だけは全校児童が講堂に集まり、全体鑑賞というのが1時間あります。

今年おいでいただいたのは、あの宮川彬良先生です。そう、マツケンサンバで有名でもありますね。今日は、次女の安利(あり)さんも一緒にご登壇いただき、素敵なトークと歌、ピアノ、子どもたちが参加したパフォーマンスで楽しませていただきました。

1年生の歌唱共通教材「うみ」の作曲は、本校の先輩教師でもあった井上武士先生です。「この学校に関係のある歌をみんなでうたうよ」と、取り上げてくださるところも、さすが宮川先生でした!

最後は、「マツケンサンバⅡ」を演奏してくださいました。子どもたちも大喜びで、体を動かし、手拍子をし、歌っていました。

午後は、笑音劇場のみなさまにご登壇いただきました。宮川先生のお子さん3人も所属している6名の楽団で、そのうち2名はパントマイムで音楽とコラボします。これがまた素晴らしい!子どもたちはもう釘付けです!

いやぁ、本当に素晴らしかったです。

宮川先生が生み出す音楽、音そのもの、そして言葉の温かいこと……。何度も涙が落ちそうになりました。また、子どもたちの素直な反応に、これまた心打たれました。

やはり、本物は人の心を動かし、また子どもは本物をちゃんと感じ取る力をもっている…。

本物を感じ取る力こそ、明日の明るい世界をつくりだす力になるのだと信じてやみません。

宮川先生、ありがとうございました。

先生のオフィシャルウェブサイトでもご紹介いただきました。

明日からは、「無声映画と音楽の世界」「箏と尺八の世界」「リコーダーの世界」と催しが続きます。楽しみです!