皆様
音楽授業ラボラトリー研究会、高倉です。
昨日告知いたしました「ラボひろばin春休み」(3月28日夜開催)の参加受付を開始いたします。
以下のサイトからどうぞお申し込みください。よろしくお願いいたします。
余談ですが、一昨日(3月11日)は神戸の子どもたち(5年生)と授業をさせていただきました。鑑賞で「カレリア組曲」から「行進曲風に」(シベリウス)を取り上げました。私にとってまだ自分の中で咀嚼できていない曲でしたが、思っていた以上に楽しく、また子どもたちが細かなところまで聴き取ったり音楽の先を予想したり、シベリウスが考えたであろう作曲上の工夫を考えたりと、とても収穫の多い授業となりました。
どちらかというと、「カレリア」は小学生にとって楽しいと思うポイントがはっきりしない曲だと思っていました。いや、今もそうです。なかなかに授業が難しい曲だと思っています。曲の構成やオケの楽器群を聴き取るだけなら、それはそれで授業は成立します。ちゃんと学習の目標は達成できるでしょう。ただ、子どもが「これは面白い!」とか「なるほど!」とか「えっ!?」っとなる、つまりここが動くような授業を展開するのは難しいと。
しかし、料理の仕方によっては、授業に躍動感が出るのかもしれない、いや、出たのです。神戸の子どもたちにも感謝です。よく発言する子どもたちでした。「僕はこう思う」「私は次に来るのはこういう音楽だと思う。なぜかというと……」という具合にどんどん話がつながる。普段の授業が素晴らしいからでしょうね。子どもたちが安心しきって自分の考えを話している、そしてそれをみんなが受容しているんですね。本当に素晴らしかった。
その後神戸の先生たちといろいろと話しました。普段から教材研究の仕方、授業の展開の仕方、子どもの見取り方などなど、話は盛り上がりました。
そして昨日は、大阪は堺市の先生方との研修でした。普段どんなことに悩みながら授業をしているのか、ということをお聞きしながら、研修を進めました。あっという間の3時間でした。
やはり、私も含めて、普段の授業に悩むことは少なくありません。今回の関西への旅で改めて感じたことです。
3月28日のラボでは、そんな普段のお悩みを全国の仲間と打ち明け合い、私や事務局の松原先生(宝塚)、高橋先生(京都)も話に加わり、少しでも解決策が見出されれば、という展開にしたいと思っています。
専科の先生、担任の先生、新人の先生、学生さん、ベテランの先生問わず、どうぞおいでください。お待ちしております。

