春休みに入りました。私は学校に勤めているので、「あぁ、1年が終わったぁ!」という感じです。いつもの春より暖かく、桜もすでに満開🌸 束の間の休みではありますが、花でも愛でながら英気を養いたいものです。

 

 

ちょっと曇っていて映えませんが、うちの学校の桜も満開! きれいです。これが入学式までもてば最高でしたが、もちませんねぇ、きっと。チューリップもとき知らずのように咲いちゃって、入学式の頃はもう花は落ちてるだろうか…と思うこの頃です。

 

さて、今日はちょっと腹立たしいこと、というか。わからんなぁ、と思うことを呟いてみたいと思います。

 

延期になっている東京オリンピック2020。聖火リレーが始まりましたから、今年こそは開催できるのか!と期待感をもっているのは私だけでしょうか…。お祭り好きな私としては、何とか開催してほしいと思っています。

でも、昨日の夜、たまたま目にしたNHKのドキュメンタリーで、スポーツ界の闇の部分を知ることになりました。金のこと、あ、これ「金メダル」のことでなくて「カネ」です。お金のことだったり、選手がコーチから受ける虐待のことだったり、権力争いのことだったり、意外と闇が多いことに衝撃を受けます。ちらちら日本でもそういうセクハラ、パワハラのことも報道されていますが、諸外国でもかなり規模が大きくそういうことがあるのだと知りました。

 

今回私が!!!???と思っているのは、東京オリンピックの開閉会式の演出のことです。去年、やはりこのブログで、開閉会式が楽しみだ!と書きました。総合演出を野村萬斎さんが手がけると知っていたし、世界のどこでオリンピックが開かれても開閉会式はとても楽しみにしていました。演出がどうか、使われる音楽はどんなものか…。国の威信をかけて演出するのでしょうから、それは見ものですし、いろいろ刺激を受けるというものです。

野村萬斎さんは本校のご卒業ですし同世代。ますます関心が高まります。

 

ところが! オリンピックが延期になって、演出チームが解散となり、リオオリンピックの閉会式の演出からずっとかかわってきた振付師のMIKIKOさんも辞意を表明。もちろん野村萬斎さんもお辞めになっている。

ただならぬ雰囲気を感じました。

MIKIKOさんのコメントはこちら。

https://elevenplay.net/mikiko_comment_20210326.pdf

 

このコメントが事実なら、誰が決めたか知りませんが、あまりにもずさんな決め方、小学生以下ですなぁ。どこかでえらーい人の恣意的な動きがあったのだろうと勘ぐってしまいます。

オリンピックの開閉会式をなんと心得る!? 若い力をなんと心得る!?  文化をなんと心得る!? と一喝してやりたい気分になります。あまりにも不透明。

しかも、佐々木さんとかいう新たに演出を任された人も、セクハラ?発言で辞任したとかしないとか? いったいどうなってるんでしょうね、この国の文化に対する意識の低さは。

 

森さんが組織委員長の座を降りたこととは関係ないけれど、どこか線でつながります、私の中では。うちの亡くなった父と森さんが重なって見えて仕方ないのです。あの年代の方の、人やものごとに対する見方はなかなか変えることができません。森さんの娘さんもそうコメントしてましたが、よくわかります。無理なんです。ステレオタイプはそう簡単じゃない。

今回の演出の件も、わけのわからないステレオタイプをおもちの方が、わけのわからない判断を権力に任せて下したのでしょうかね?

 

「いいものはいい!」「今世界に発信すべき日本の新しい文化はなにか?」「子どもたちに日本や世界の未来をどう見せるのか?」

これは大問題です! 本当に問題。

でも、森さん辞任のニュースよりはるかに小さくしか報道されていない。

ここもおかしい。マスコミさんに言いたいですね。

文化をなんと心得るか!って。

明日の世界を、明日のこの国のことを思い描くとき、子どもたちにこの国のよさや世界とつながることの素晴らしさを感じさせたいと思うとき、この問題こそ、大きく取り上げるべき問題です。

 

ものの決め方、日本では「空気」によってものが決められる、というのは有名な話です。

ちょっと考え方を変えなければならないのではないでしょうかね。

 

う~~~ん、納得がいかない!

(あくまでも、個人の意見です。事実や事情を知らないで書いていますので、誤解があったらこの記事を改めます)

 

東京オリンピックの開閉会式、いいものになるように祈るばかりです。

そして、文化や芸術の力がいかに人々に勇気や安らぎや平和をもたらすものなのか、ということをみんなで今一度確認する機会になってほしいと、この件を通して思うことです。