超長い梅雨も遂には空けて、いよいよ夏本番。もう8月です。うちの学校では、1日からいつもより短い夏休みに入りました。そう、夏休み一つとっても、いつもの夏とはかなり違っています。
いつもなら、学校にあるプールからは子どもたちの水泳練習に打ち込む声、それを叱咤激励する大学生コーチの声、そして水しぶきの音が聞こえてくる…、これが本校夏の風物詩なのですが、昨日も学校は静まり返っていました。
あれ? 考えてみれば、学校が静かなことにも違和感が。いつもの夏なら、毎日のようにいろいろな教科の研究会が催され、全国からたくさんの先生たちが本校を訪れて賑わっているはずなのです。まるでお祭りが毎日学校で開かれている感じです。
それとは逆で、私自身は全国各地で開催される研究会、研修会に出向きお邪魔する…これも私の中では風物詩。人が集まるところへ旅をする、私の中ではやはり「夏はお祭り!」なわけですね。
でも、このどれもがキャンセルになっているわけで、これはもう、かなり残念な状況です。寂しい夏と言えます。
よく「コロナ禍(か)」と言いますが、今は「コロナ夏(か)」であります(^^;
でも、悲観的になってばかりではいられません。マイナスと思われる状況だけれども、いや、そういう状況だからこそ、プラスのことが生まれるはずです。(そう思える私はかなりのオプティミストかもしれません(^^;)
昨日は姫路(兵庫)の先生方と、そして今日は高松(香川)の先生方とリモートで研修会を行いました。思った以上にスムーズにコミュニケーションができてホッとしたり、嬉しかったりです。こういう研修会のもちかたもありだなぁ、と思っています。
さて、前置きが長くなりましたが…。Eテレの「フライデーモーニング・スクール」に出演させてもらったのは5月末のことでしたが、再放送があるそうです。
8月7日(金)の9時半からの25分間です。よろしかったらご覧ください。
意外に観ている子もいて、学校でも入学したての1年生が「あ、合いの手の先生だ!」とか「テレビ観たよ〜!」と声をかけてくれます。
高学年からは「先生、いつもより優しい感じでゆっくり喋ってて笑っちゃったよ!」というコメントももらいました。「そうだよ、滑舌が悪いからゆっくり喋ったんだよ!」と心の中で呟いていましたけれどね(^^;
ま、声をかけられることは嬉しいことです。
「滑舌が悪い」というのは本当のことで…。舌が長いのか、歯並びが悪いのか、いやその両方だとは思うのですが、非常に滑舌が悪いのが私のコンプレックスでして。
でもその割に喋るのが好きでして。でもそれでいてコンプレックスのせいか、公の場でのスピーチは超苦手で大嫌いなわけです。
そんな私にまた試練が。
9日(日)に、延期されていた本校の研究発表会が内部開催されます。
今年度から4年間にわたって「「美意識』を育てる」というテーマで研究を発表します。今回はその第一回目。「今、なぜ美意識なのか?」という説明を私が10分間することになっています。滑舌の悪い私が10分も喋らなくてはならない。これはかなりのプレッシャーですなぁ(だったら練習しろよ!って感じですが、なかなかしない)。頑張るしかないなぁ。
「美意識」研究に取り組む4年間は、同時に文部科学省の研究指定も受けています。
筑波の「美意識」研究に基づいた新しい時代のカリキュラムはどうあるべきか、ということにも取り組む大仕事ですが、うちの先生方となら乗り越えられると思っています。
さて、音読の練習をしないと!
皆さんはどんな夏休みをお迎えでしょうか。短い夏休み、どうぞご安全にお過ごし下さい。