ウクライナ侵攻 | onjbのブログ

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 最近,ロシアによるウクライナ侵攻を巡り,緊迫した空気が漂い,ガソリンの値上げなど,私たちの日常生活にも大きな影響がでてきています。ロシアはなぜ,軍事行動の構えを見せているのでしょうか。

 問題のはじまりには,東方パートナーシップ政策が係わっています。
 1991年にソビエト連邦国が崩壊しました。それまで15の共和国から構成されていたソ連は,東ヨーロッパの衛星国が加わって東ブロックを形成していました。

 

 

 ソ連が崩壊すると衛星国として同一陣営を組んでいた東欧の国々は,ソ連の束縛から離れ,西ヨーロッパのEUに入りました。

 ソ連を構成していた共和国の一つであったウクライナは,東側にロシア系住民が多く,西側はウクライナ人が多く住んでいますが,特に西側は自分たちを支配してきたロシアを嫌い,EUの仲間入りを願い,ソ連から離脱する機会を窺っていました。

 

 

 ウクライナの加盟要請にEUはソ連とウクライナのこれまでの関係もあって慎重でしたが 2009年にチェコで行われたサミットで「東方パートナーシップ政策」を決定し,EUとウクライナなど6か国との間で連合協定を結ぶことにしました。その決定により,2014年にウクライナで内紛が起こりました。

 当時のウクライナのヤヌコビッチ大統領は,ロシアと結びついた親露派でしたから,ロシアはガス料金の値下げなど好待遇でウクライナとつながっていました。

 そんな政府に対して,キエフ市民は,2013年12月にデモを起こし,2014年のソチオリンピックの最中,反政府デモが高まり,2月下旬,ヤヌコビッチ大統領はロシアに逃亡しました。

 こうしたウクライナの動きに対し,ロシアは共和国を構成していた国の離反は断じて承諾できないと主張し,業を煮やしたプーチン大統領は,3月,国境に軍を動かして,強硬手段に打って出ました。そして,武力によってウクライナの領土であるクリミアをロシアに編入しました。

 その動きに呼応して,ロシア系住民の多いウクライナ東部では,分離独立の動きが強まり,各地で親ロシア派による反政権デモが起こり,ウクライナ政府との対立がこれまでずっと続いてきました。

 プーチン大統領は,ウクライナがEUに入り,ヨーロッパと北米の30カ国による政府間軍事同盟であるNATO(北大西洋条約機構)に加盟すれば,国土の安全が脅かされるという理由から絶対に阻止すると必死です。NATOの拡大阻止とロシアの国益への攻撃はどんなことがあっても容認しない姿勢を崩しておらず,緊張関係は続いていて情勢は逼迫しています。

 では,戦争は起こり得るでしょうか。アメリカは,ロシア軍が国境を越えてこない限り,戦争をしかけることはありません。ロシアも,頑強なNATOに対抗してまで,戦争は望んでいません。

 しかし,プーチン大統領はクリミア併合の時,うまくいかなければ,核兵器を使う用意があったと,恐ろしい言葉を発しています。「窮鼠猫を嚙む」の例えのようにロシアが,国益を死守するために思い切った手に出るかどうかは,予断を許しません。そんな不安要素を私たちは抱えて生きています。

 平和を維持することの難しさは,欧米とロシア,アメリカと中国の対立に加え,北朝鮮やイランの核開発を含め,アフガンやミャンマー等の国内政治,テロ等世界の不安定な情勢に対し,国連をはじめ,どこの国もリーダーシップが発揮できないところにあります。

 私たちは,核兵器禁止や軍縮等の促進を政府に働きかけ,世界平和の実現に声をあげていく必要があるのではないでしょうか。