仔犬の頃は体が小さいこともあり、吠える声もさほど大きく
ないので、我慢が出来る範囲と捉えられてしまい、しつけを
忘れてしまう方が多いのです。


ところが、仔犬はすぐに成長して大きくなり、それと同時に
もちろん声も大きくなります。


吠え癖を付けさせない為には、仔犬が家に来たその日から、
きちんとしつけるようにしましょう。



まず、家に愛犬を迎え入れてから、初めの3日~1週間は、
飼い主や家族側が我慢することが必要です。



例えば、夜に寂しさから夜泣きをしても、あまり構わない
ようにしましょう。


愛犬が泣くたびに、心配した家族が愛犬の元へ駆け寄れば、
「吠えれば、必ず誰かが来てくれる」と覚えてしまいます。


これと反対に、泣いても誰も来てくれないと認識すれば
夜泣きもすぐに治まります。

一度ついてしまった吠え癖を直すしつけはとても大変ですので、
それよりも、仔犬の頃にしっかりと
「吠えても何も良いことはない」 「吠えても思い通りにはいかない」
と、吠え癖を付けさせないようなしつけをしておく方が
短期間で済み、叱る回数もグッと少なくて済みます。



かわいい仔犬を構いたくなる飼い主の気持ちもわかりますが、
ここで我慢しておくと、その先の生活が全然違ってくると
いうことをしっかり覚えておいて下さいね。


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愛犬と共に生活する上でのしつけは色々ありますが、無駄吠えを
止めさせるしつけについても、大事なことは根気と愛情です。


「吠え癖を止めさせる!」そう決めたなら、途中で投げ出すことなく
根気よくしつけを頑張って下さい。


どんなしつけでもそうですが、1日や2日ぐらいで成果が出るもの
ではありません。愛犬の性格によって、1ヶ月・・・2ヶ月・・・時には
1年も時間を必要とすることだってあります。


一番悪い状況は、途中で諦めてしまうことです。


愛犬の悪い習慣を直そうとすることを途中であきらめてしまうと、
愛犬は「飼い主が何か言っても、知らん顔をしていれば諦める」と
認識してしまいます。


こうなってしまうと、愛犬が「特に飼い主の言うことを聞かなくて
大丈夫」と思っても無理がない状況を作ってしまいます。



飼い主が愛犬の吠え癖など悪い習慣を直そうと何度も試みては
途中で断念してしまった犬を完璧に無駄吠えしないようにする
には、かなりの長い時間としっかりと飼い主が威厳を示す態度
が求められます。


ここまで頑張っても、もうお手上げだとギブアップされるので
あれば、その前にしつけ教室やプロの訓練士などにアドバイス
をしてもらうことも一つの良策だと考えます。



一人で頑張らなくてもいいんだ・・・と思えれば、少し気が
楽になって、リラックスしたしつけが出来るといいですね。
犬は、サイレンの音などに合わせて遠吠えすることがあります。


サイレンの音って音の強弱がオオカミの遠吠えに酷似している
ので、本来の犬の中のオオカミの血が騒ぎだすのかもしれません。



例えば、愛犬が遠吠えを始めると飼い主が口を押さえに愛犬の
所まで行って吠えないようにするという行為は、逆に吠えると
飼い主がやってきて構ってもらえると愛犬が覚え込むことから
逆効果と考えられます。



ですので、まず、吠えても絶対に声をかけない、愛犬の元へ
行かないでひたすら無視を続ける。

そして、吠え終わったら
撫でてやるのが良いでしょう。


室外で愛犬を飼っている場合、ご近所への配慮を考えると
夜だけでも玄関に入れるのも手段の一つです。


玄関のたたきに犬を居れ、それより中へ入れないように柵をします。
室内だと無駄吠えも減るかもしれませんし、吠えた場合でも、
当然、ドアがある分、外部には響きにくくなります。



また、吠え終わった後に、すぐに褒めてあげれますので一石二鳥
だと思います。



それ以外にも、昼間の間に、愛犬が疲れるてしまうほど遊んで
あげていると、夜はスッキリと寝るかもしれません。


基本的に、犬は10時間ほど寝る生き物なんですよ。



なかなか、この種の無駄吠えをしつけるのも大変ですが、辛抱強く
根気との勝負です。