さてさて、抜糸が済んで1週間が経過しました。
人間、痛みが無くなると色々なヨコシマな考えが出てくる。
「あ、あのリハビリの先生イケメンじゃん♪♪」とか
「あの患者さんかわいいかも
」とか・・・
人間って本当勝手よね。痛い時はそんな事考えるだけでも腹立たしいのに。
で、最後の1週間はDVDをツタヤディスカスで借りて、「Lの世界」というレズビアンの世界のドラマをどっぷり見てました。
私はいわゆるノンケだけど、レズビアンの世界をどっぷり見ると自分がビアンになったかのようになっちゃうから性質が悪い。
ネットでカッコいい女の子を探してみたり・・・レズビアンの情報収集しちゃったり・・・
どんな人だよ!って感じ。
今はシーズン2を見てるのでまだまだどっぷりはまりますが・・・何か?
・・・・話がずれてきたのでここで修正・・・・
そんな一週間を過ごしていたら、ある日主治医の先生が回診にやってきた。
そのやりとりはまるで教習所の教官と生徒のようだった。
前回は間違って先生の問いかけにことごとく不正解の事を言ってしまい「はい、もう一回ね」と言わんばかりに
寝たきりを施行されたので、今回はちゃんとしないと!!!と気合が入った。
「ゆっきんさーん。どうですか?痛みは?」たてつづけに質問するO先生。
(爆睡していたけど先生の問いかけにあわてて起きる)
「あ、えっと・・・痛みとくに無いです」
「ギプスの方、外せん傾向に無いね」となにやら子分の医者に相談。
「あ、ギプスの方はちゃんと内側に曲がるように運動しているので大丈夫です」と必死にアピール。
私の右足は大腿骨で骨きりをしていて、骨頭をねじって角度を調整しているのでどうしても足首が外側を向いてしまう傾向があって、そのままでいると歩き方に支障(ガニマタ)が出てくるからギプスで固定していた。
教官「そうだね・・・(コソコソ)」←子分たちと相談
教官「じゃぁ、2日ばかり早いけど車いす乗っちゃうかぁ~?」
「あ、はい!是非!!ありがとうございます」
こんな感じでマイカーをゲットした。
その前に・・・子分が昼食前にやってきてギプスを取ってもらった。
でも、このギプス・・・夜寝るときはつけなきゃいけないんだって。
ウザっ!!!
初めてのマイカーに乗ってみた。
(おっ!!中々スムーズに乗れるじゃん♪♪)
2回くらいトイレに行くときとか看護婦さんが立ち会ってたけど、あんまりにもスムーズなんで一人でどこ行ってもいいよ!って言われて放置プレイに。。。。
となると・・・冒険心大爆発。
1階にあるローソンに行ってみたくなった。
だけど、ローソンまでにはちょっと急な坂道があって、あれが私にというかマイカーの馬力にかなうのか心配だった。
「ま、行ってみよう」
やってみなきゃ分からない。あれこれ考える前に行動しちゃうのが私の性格。
エレベーターの「下」を押してた。
ドキドキ・・・・・
これで1階に着いたらあの坂道をのぼらなきゃいけないのね。
出来るかしら・・・っていうか途中であきらめたら自動的にOUTっしょ!
なんか・・・昔の風雲たけし城みたい・・・って笑えないよっ!!!!
ピンポーン{一階です}
とうとう・・・着たわね。ゆっくりとタイヤに手をかけ前にこぐ。
クルッと90度に曲がって
ヨーイ
スタート!!!!
とにかく坂道は思いっきりよ!思いっきり。
第一関門通過(第一の坂道通過)
ちょっと方向調整して・・・第二関門(険しい坂道)へ
途中まではよかったけど、
ん???ヤバ!!ちょっと進まない。
あ、風雲たけし城のつまみ枝まめみたいになっちゃう!!!
いいーや、がんばってみせる。YES WE CAN!!オバマ!
するとふわっとかるくなった。
「押しますね」
知らないおばさんが後ろを押してくれたのだ。
私ったら自分への挑戦状をたたきつけといて自分で自分を負かしちゃったみたいにくやしくなっちゃってさ。
「ここでがんばらないとと自分では思ってたのに」
とか親切なおばちゃんに感謝の言葉じゃなくて、自分への敗北みたいな事言っちゃったの。
そしたら、その親切なおばちゃん
「あら、よけいなお世話だったわね。ごめんなさい」と謝ってきて・・・。
ごめんよ、おばちゃん。
言いたいこと言っちゃって。
自分勝手で。
私って泰○みたいだよね(落語家の元妻)。
でもおかげでローソンで買い物がたーんと出来た。
入院中って本当時間があまるから買い物とかって心おどる行動だわ。
明日も行こっと!