オショーンに買い物に行き、
買い物を持って、バス停に行く。
バス停には、小さなベンチが二つある。
僕は、通常このベンチには、座らない。
お年寄りが、多いので、
健康な僕が座るべきでは、ない、と思ってる。
けれど、今日は、二つのベンチのうち、
一つには、二人の若者、
もう一つには、若者がひとり、座っていた。
これが、証拠写真↓
写真には、写っていないが、
このベンチに座っている、若者二人のすぐそばに、
両手に杖を持った、白髪の老婆とその老婆と話している
別のお年寄りが、いる。
けれど、若者は、まるで関心なし。
27年前に、僕が初めてワルシャワに来たとき、
電車やバスで、若者が率先して老人に席を譲り、
僕は、感動して日本に帰国後、
みんなに、このポーランドの美風を吹聴して回った。
あれから、27年、
そのポーランドの美風は、
まったく、廃(すた)れてしまった、、、
若者とは、
この国の将来を、担(にな)う者、、、
現在でも、危(あや)ういのに、
未来は、もっと、危うい、、、
昔から、ポーランドの優秀な人は、
ポローニアとして、
海外に、流出して行った、、、
歴史的に、2度も、地図の上から消滅した、
ポーランド、、、
前途多難だなぁ、、、と思う、、、
鬼武彦 拝