3月のライオン 10巻 | 回転△木馬

回転△木馬

おにしめの自己中毒!

みなさん、こんにちは。








貧乏人の息子です。









僕のクラスでね、貧乏ツートップと言えば、



僕  と   平田君  


だったわけなんですけどね、






平田君のお父さんは、いつも家でお酒を飲んでたんですけどね、


そして、お母さんはいっつも妊娠してたんですがね、



とにかく、戦後のバラックみたいな家に、大家族で暮らしてたんですけどね、







まぁ、そんなわけで、



クラスで、みんながこぞって

『お誕生会』なる、ハイソなパーティーに呼んだ呼ばれたを繰り広げている時もね、



僕と、平田君と、とびっきりブスなけいちゃんだけは蚊帳の外だったんですよ、




まぁ、正確には、けいちゃんは一度お呼ばれしたんですけどね、

その席で、料理を食い散らかして(デブ)干されたらしいんですよ、









まぁ、そんなわけで、

『お呼ばれカード』(招待状)が配られるのを横目にザリガニに餌やってたんですけどね、






ある日のことですよ、


平田君がコソコソなんか、配ってるんですよ、



何してんの?



って聞いたら、



はい、オニシメにもこれ



ってね、



『招待券』くれたんですよ、


手書きのね、燃えるお兄さんの絵が描いてあったんですよ、



僕はね、

もうね、


怒りで震えましたよ!


裏切ったな!!(裏切ってない)

誕生会なんてしないって約束したじゃないか!!(約束してない)

貧乏人同士仲良くハブられようって言ったじゃないか!!(言ってない)



ってね、思いましたよ(口に出してはいない)





なんだかね、祖母のやってるスナック(ボロボロ)で、誕生会するっていうんですよ、

バラックには、のんだくれの親父が寝てますしね、

そもそも、家族多すぎて、ギュウギュウだしね、


誕生会なんて、出来るわけも無いと思ってたんですがね、

その手があったか、








まぁ、結局ね、

誕生会にお呼ばれしたら、お返しに、自分のときにも呼ばなくちゃいけないルールがあるので、


僕と、岡本君(聖人)とよっちゃん(スーパー聖人)の三人しか参加しなかったんですけどね、





ダイクマで、一番安かった、デザートザクのプラモデル持ってね、行ったんですよ。


酒と煙草とカビの匂いのする、薄暗いスナックでね、

平田君の兄弟(7人ぐらいいた)とね、僕らでね、パーティしたんですよ、

楽しかったですよ、


からあげとか、一瞬でなくなりましたけどね、

お煮しめと野菜炒めが出てきた時は、なんか違う気がしましたけどね、

10人で分けるには小さすぎるケーキが出てきた時は、岡本君とよっちゃんは辞退しましたね、


僕は食べましたけどね、



物足りないなぁ、って思ってたら、


〆に、ふりかけご飯が出てきた時は、なんだか、逆にほっとしましたね、





クラッカーから出た、紙ひらと紙テープを弟達が丸めてポケットにしまった時は悲しくなりましたけどね、







まぁ、それでもね、

お誕生会開けなかった僕よりも、平田君の方が上だってね、



そう思ったんですよ、






負けたってね、




これで、クラスで一番貧乏なのは僕じゃないか!ってね



卑屈な気持ちでいっぱいになったんですよ。










つづく  (お誕生会シリーズ)





























妻子捨男やべぇ。


続きがきになる、次巻は早く出るといいなぁ。





88点(ウミノ作品には甘い)