先日、
奈良県富雄にある友人の診療所に
お邪魔した帰りに、
ラーメン屋に立ち寄った。
意外にラーメン激戦区の富雄。
検索したら
「アノラーメン製作所」にヒットした。
時刻は17時過ぎ。
17時から開店のお店であるが、
すでに、
右側の店内は満席で、
左側の待合室も人がちらほら。
諦め、再度検索。
近くのお店がヒットした。
ここは17時半スタートなので
あと10分待てば
1番に入れそうである。
携帯を見ながらカウントダウン。
画面の数字が17:30に変わったと同時に、
店頭にあかりが灯る。
入り口に掲示してあるメニューは
チラ見だけでスルー。
店内で食券を買うシステム。
2周年限定の
デカ盛ラーメン鶏二郎スペシャル。
いつものことであるが、
「限定」という文字に弱い私。
「満腹確定肉まみれ!」
というコピーが気になる。
食券を渡すと、
ニンニクをはじめ
「マシマシ」ですか?
と店員に聞かれた。
ラーメンはほぼほぼ素人の私は、
マシマシの程度がわからないため、
並のマシマシとしておいた。
ひょっとしたら、
鶏二郎の二郎って、
いわゆる「二郎系ラーメン」
ってことなのかな?
もちろん、
私はジロリアンではないどころか、
ラーメンに関しては超素人である。
イメージでは、
脂ギトギト、
野菜がドバーッとなので、
シニアの胃袋でも
完食できるのか心配である。
どぉーんと登場。
意外にしょぼいと思ったものの、
よく見ると迫力ある。
器の直径はしれてるけど、
壺とまでは言わないが、
深さが結構ある。
で、縁周囲に肉盛り。
大丈夫か、俺!?
まずは、
咀嚼筋がやられる前に、
こいつから攻めておく。
鶏カツかな?
並のマシマシであるが、
ひと口目からの
破壊力のあるガーリック。
ガーリック好きの私でも、
翌日の仕事を気にしてしまうほどの
エゲツなさである。
ほぼほぼカツを食べきっても、
麺が見当たらない。
キャベツが多い。
もちろん、
ギットギトの脂もてんこ盛り。
グダグダしていたら、
満腹中枢がやられてしまう。
私の完食方法は、
満腹感を感じるまでに、
音速で飲み切ることである。
カツと比較して、
衣がなく表面は柔らかいものの、
先に急いでカツを食べたため、
重層扁平上皮が一部欠落し、
糜爛状態になっている切歯乳頭が
悲鳴をあげている。
でも、
ハムを口に入れ、
数回咀嚼し、
すぐに嚥下すると同時に、
新たにハムを口に入れるを繰り返す。
途中、
麺が見えないので、
キャベツを食べるも、
なかなか麺ゾーンには到達できない。
やっと出てきたが、
意外に量が多い。
時間がかかってしまって、
スープを吸って
膨張しているのではなく、
もともと細見のうどんレベルの
ラーメンである。
食べるのに集中していると
気づきにくいが、
よくよく見ると、
かなりのオイリースープである。
一滴残らず飲み干すのには、
白ごはんが必要となるぐらい
脂ギッシュである。
必死のパッチで
なんとか具材はコンプリートできた。
しかし、
具材は残っていないものの、
超強烈な背徳感は
たっぷりと残っていた。