睡眠時無呼吸症候群には中枢性と閉塞性がある。
多くは閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSAS)であり
睡眠時に舌根が沈下してしまい
気道をふさぐことにより無呼吸となる。
そのためOSASの治療装置は大きく2種類存在する。
一つはCPAP:Continuous Positive Airway Pressureと呼ばれる
装置で、鼻に装着し、無呼吸になるとセンサーが反応して
加圧空気を送り込んでくれ、無呼吸をなくしてくれる。
もう一つはOA:Oral Applianceと呼ばれる装置で
ボクシングのマウスピースみたいなものを利用して
下顎の位置を前方にし、閉口させることにより
舌根が沈下するのを防止してくれる。
後者は、歯科医師が作製、装着するため
専門医の受診の前に試してみた。
OA初号機
装着感を重視し、奥まで延長せず、
また、呼吸路も大きくとった。
以下、3つのデータはOA初号機を装着して測定した。
1月21日
焼酎300cc飲酒したにもかかわらず
SpO2は90を下回ることはなかった。
スリープマイスターにはイビキは録音されていなかった。
1月22日
焼酎500cc飲酒すると昨日よりSpO2は低下している。
OAの効果は示されたが、深酒はダメなことがわかった。
1月24日
飲酒せずに測定してみた。
時折、90台前半になるものの
一晩通して安定した数値であった。
しかし、このOAは装着感があまり良くなく
起床時の咬合の違和感が強く
夜中外れていることがあったため
2号機を作成した。
生卵が入っているパックのような柔らかい材質に変更した。
また、睡眠時脱離しないように深く噛み込めるように
歯の部分を長くした。
これは初号機と比較して装着しやすく
また、翌朝の違和感がかなり少ない。
そして外れにくくなっている。
6月7日
2号機破損の為、顎位、材質を同じにした3号機を使用中。
OAで無呼吸をかなりコントロールしていると思っていたが
時折、この日の前半のようにOA装着しても
無呼吸が出現することがある。
2号機3号機は朝まで外れることがほとんどないが、
装着感の悪い初号機のほうが成績はいい。
顎位だけのの問題なのか?
そんなことを考えながら、次の一手を探していたが
なかなかいい案が出なかった。
そんなとき、元スタッフから電話があった。
「重度身障者の口腔ケアについて質問があるのですが、、、。」
この電話をきっかけに私のOSAS治療が
大きく動き出すことになった。
To be continued,,,,,,,