土曜日の朝、普段通りの餌やりの際、異変に気がついた。
口を開けて寝ている。
ヒトではないため不安がよぎる、、、。
いつもの場所で眠るように冷たくなっていた。
3ヶ月前に左頸部に発見した。
すでにあちこちのリンパ節が腫脹していて
高齢ということもあり、かかりつけ獣医と相談し
経過観察を行うこととした。
ハイテンションなクラリスであっても
さすがに全身のコンディションが悪いようで
動きがゆっくりとなってきてる。
それでも毎朝きちっとご飯を食べてくれる。
前日もいつものようにしっかりと食べてくれた。
大が幼少の頃、近所の大型犬に怖い目にあったようで
遠くで犬の鳴き声が聞こえると怯えていたこともあり
訓練の入っているクラリスを生後1年で家族として迎え入れた。
チョコ色のラブラドールは言うことを
聞かない子が多いと聞いていたが、
服従第1訓練試験で優を取っていたため
とてもとても飼い易い子であった。
大も自分より大きなサイズの犬が
自分の命令を聞き入れ動くのが楽しかったようで
すぐにクラリスと打ち解けていた。
獣医の紹介でひらかた動物霊園で火葬とした。
服従訓練を一緒にしている時の
誇らしげなクラリスの背筋の様に
煙が天高くまっすぐに昇って行った。
犬歯4本は顎骨から抜歯し、
代表的な遺骨と一緒に骨壷に納めた。
その夜、去年から作り始めたワインCLARISを飲みながら
クラリスとの思い出と戯れた。
今までたくさんの思い出をありがとう。
これからは庭の葡萄を一緒に創りましょう。