今年のブドウの出来は今までの中で最低であった。
それでもファーストヴィンテージを何としてでも
作ろうと頑張りぶどう酒を造った。
香りは良かったが味がイマイチだった。
で、ツルから栄養や水分が絶たれている状態で
4ヶ月放置、脱水。
アマローネのようにブドウの糖度をあげた上で
再度醸造にチャレンジ。
このように水分だけ飛んでいるブドウは甘く美味しい。
しかし腐敗しているブドウは醸造から外したい。
酵母菌がうまく働かずぶどう酒自体が腐ってしまうためである。
一粒一粒を選択し1次発酵へ。
クラリス第1弾と比較して香りがとてもいい。
がっつり絞り、1日置くと澱が沈んでくれる。
できるだけそーっと上澄みだけいただいた。
第1弾と比較して酸っぱさが少なくなっている。
香りに関してはかなり良くなり、
華やかなフランデーのような香りがした。
糖度が上がったせいか、
アルコール度数は第1弾より高いような感じがした。
(勿論1%未満である。)
去年、ブドウの栽培の本を買い込んで
色々ブドウの木に手を加えたが
クラリス史上最悪の収穫となった。
でも、なんとななるものだと感じた。
やっぱりノーマルなフレッシュグレープで造りたい。
転んでもただでは起きない、、、。