富士山はやっぱりすごかった。
1年前に後輩が富士山登頂したと聞いてから
ずっと行きたいと思ってました。
事前準備にザックや服装を買いそろえて、
高山病対策として、酸素ボンベもてんこもり購入して
いざ出発しました。
元々私は独身時代に欧州や米国での4000mオーバーで
スノボを楽しんでいた経験があるので
「富士山ぐらい、、」とすこしなめていた所がありました。
先日の木曜夜に京都駅に集合して夜行バスで
翌日朝8時に5合目到着。
久しぶりの夜行バスで圧迫感の中寝付けず
結局朝まで起きてました。
ここで3時間ほど高地に順応させ登山開始。
5合目は下山組も入り乱れ、かなりの
混雑でしたが、ここで食べた焼きそばがおいしかった。
もちろん
美味しくいただきました。
さて、時間も来たので8合目の仮眠をとる山小屋に向けて出発です。
7合目ぐらいまでは天気もよく、体も軽い為
快調なペースで上がって行きました。
一つ目の山小屋が見えてきたら、さらに元気がでて、
ハイテンションになりました。
同じ組の人を笑わせようと一生懸命にボケをかましていたら
相方(大)も間髪入れずに突っ込んでくるという
絶妙な間で笑わせ続けました。
でも、これがこの後に響いてくるとは
このときは思いもよりませんでした。
7合目に到着して,少し休憩をしたのですが、
この辺りから気候が激変します。
寒さに強い私は結局半袖半ズボンで8合目まで上がりましたが、
大が途中で寒さと吐き気、頭痛を訴え始めました。
高山病だッ
大急ぎで酸素吸入量を増やしましたが、時既に遅し。
だんだん体調が悪化し始め、8合目に到着した頃には
大はもうろうとしていました。
17時に山小屋到着後、夕ご飯を食べ、25時半起床後
山頂に向けてアタック開始の予定でした。
山小屋は聖域の中にあり、消防法など治外法権みたく
畳1畳の狭い範囲で大人2人が寝なくてはならない、、。
とても劣悪な環境の中、夜中に大に狭いと訴えられ
結局この夜も大の足もとで体育座りをして起きてました。
25時半に大を起こして症状を確認すると頭痛や吐き気が
まだかなり残っていたので、本人は行く気マンマンでしたが
断念しました。
早朝4時頃から、ご来光を拝むため下山開始。
足もとの雲の下から昇ってくる太陽は何とも言えない情景でした。
来年こそは二人で登頂すべくもっともっといろんなことを勉強しておきます。