最近、メガネ型の映像再生装置のまわりが活発になっているようだ。
ニコンがUPというヘッドホン型の音楽、映像、さらにインターネットにも接続出来るシステムの予約を受付しはじめた。
ブラザーは、網膜に映像を投射する方式のモニターを試作している。
いずれも片目に対して映像を見せる方式だ。
過去にあったアイトレックなどは、両目で見る映像再生モニターだったが、これでは、普段装着して「ながら視聴」は、不可能だ。
そういったことから、片目に対する映像システムが開発されているのだろう。
しかし、それも通常の生活の中では、ちょっと「ヘン」なのではないだろうか。
いわゆる「ドラゴンボール」のスカウターのような感じだ。
(スカウターならまだ見栄えもいいが、現状の商品はそこまで洗練されていないと思うし...)
じゃぁ、今の技術でもっともいい方法はなにか...ということを考えてみた。
自分が考えるに、いわゆる昔の両目を覆ってしまうメガネ型はどうだろう。
メガネ内側は、映像を表示するモニターにする。
そして、外側には、小型カメラを目の位置に配置。
通常、メガネ前面のカメラで捉えた映像を内側のモニターに表示する。
まず、カメラで捉えた映像を裸眼で見たときと同じように調整。
メガネをかけていても、外していても同様の感覚で見えるようにすれば、装着しているときも普段の生活ができるようになる。
そして、カメラからの映像に加えて様々な情報映像をミックスして表示すれば、通常見えている世界に情報が浮き上がるように表示できるのではないだろうかと思うのだ。
カメラの性能にもよるが、通常世界を必要に応じて拡大して表示させたり(双眼鏡や望遠鏡を使っている感じ)、映画などの映像素材をフルスクリーンで表示させる(映画館で映画を見る感じ)などを再現できるのではないだろうか。
もちろん、簡単に考えてもいろいろ問題点は考えられる。
そもそも人間の視野角度を再現出来るのか、カメラで捉えた映像をミリ単位の時間差なく表示できるのかなどなど。
見栄えのことも大きな問題だ。
「スタートレック」に出てきたようなヘンなメタリックなメガネをかけた状態で普段の生活をしていたら、間違いなく奇異な目で見られる事請け合いだ。
とはいうものの、結構、使えそうなアイディアだとおもうのだが、いかがだろう。