ホーム&モバイル ネットワーク | Appleな日々

Appleな日々

アップルに取り憑かれた筆者が、アップル製品と過ごす日々を綴ってます。

最近、アニメの攻殻機動隊をよく見ている...(って変な表現か?)
iPod touchにテレビシリーズ2シーズン分を入れて通勤時に繰り返し見ている感じなのだが、この舞台である2030年という時代のネット環境は結構魅力的だ。
人間本体を電脳化するというのは、現実世界から考えるとまだまだ受け入れられないが、インターネットが20年ほどでここまで熟成したことを考えると人間とネットとの融合というのは今後かなり攻殻の世界に近づいていくような気がする。

そこで現時点で実現可能な攻殻の世界を考えてみたい。

1.通信手段
攻殻の世界では、人間本体同士でワイヤレス通信が可能だ。
携帯電話のような通信方式なのか、無線LANのように今で言うIP通信方式なのかは今イチ定かではない...(と思ったけど違ってる?)
現時点でも携帯電話やモバイルPCなどで通信自体は可能だが、ちょっと違う。
一番の違いは、やはり人間本体だけで通信が可能な点だろうが、なんかもう少し近づける手段があるんじゃないだろうか。
現状、もっとも近いと思われる環境は、Bluetooth搭載携帯電話+Bluetoothヘッドセットでの通信環境ってとこではないだろうか。
ただ、普段の常時着用を考えた場合、それにふさわしいと思えるヘッドセットがないのが問題だ。
技術的には可能なわけだから、ふさわしいデザインの製品の登場を願う。(アップルさん、ぜひ、よろしく!)

2.情報検索
攻殻の世界で情報検索に利用されるアイテムのひとつに外部記憶装置というものがある。
その外部記憶装置が、どこに存在しているのかの描写はなかったように思うが、インターネットのような公共の情報の集合体ではなく、個人レベルの専用情報保存媒体のような感じを受ける。
その情報にいつでもアクセスできるシステムなのではないだろうか。
ただし、基本的に人間の脳の記憶力を補完するような存在のようだから、人間本体が端末ということだろう。
これもなんとなく魅力的だ。
現時点で実現できる可能性を探れば、いわゆる電子辞書を携帯しているようなものだが、ぜんぜん違う(笑)
これまた、まったく違う考え方だが、モバイルPC並の処理速度を持つ携帯端末といかなる場所でも実効速度10Mbps程度の接続環境を得られるインフラ、そして、現在とはちょっと趣の異なるポータルサイトが実現できれば、少しは近づけそうな気がする。
趣の異なるポータルサイトとは、求める情報項目に対して、インターネット上に存在する情報を検索&要約して表示してくれるような感じ。
イメージ的にはリアルタイム-ウィキペディアみたいな感じだろうか。
現時点では、ちょっと無理っぽいが、そんな遠くない将来、実現しているに違いない。

3.映像通信
いわゆるテレビ電話みたいな感じだが、攻殻の中では、人間本体のみで実現している。
昔ながらのテレビ電話やウルトラセブンのビデオシーバーなどと違うのは、お互いの顔を見ながら通話するのではなく、必要な映像資料を見ながら通話できるところは魅力的だ。
似て非なるものにアップルのiChatがある。
ある意味では、現在のiChatの発展系だが、それをいかに常時使用できる状態で実現するかが問題だ。
少なくとも前項で上げた携帯端末とインフラは最低限必要だ。
さらにメガネ型ウェアラブルモニター的なものがあると結構イメージに近くなってくる感じか。

テレグラス


4.通信用アダプター(身代わり防壁...などで劇中に登場したヤツ)
攻殻の中では、首の部分に取付けて使用する一種の通信用アダプター的な形で登場した。
劇中では、首の後ろにコネクタがあることで首に取付ける形になっていて、サイズ的にもかなり大きなサイズのようだが、〝首に掛ける〟という形状は、結構実用的なのではないかと思える。
現状世界で常にヘッドセットをつけているのは現実的ではない。
常時、首に掛ける式の端末または通信アダプターがあれば、実用になるのではないかと感じる。

つづく