今期は140人の語学科目をもっている。語学で140というのは、講義でなければ尋常な数ではないのだが、「会話」への導入を行っている。私が常々やっている講演会が15回連続になったようなものだ。会話への授業形態として原理的にはまちがいのない方法論だと思うが、ワークするかどうかを自分で確かめているのだ。こうしたやり方がワークするなら、高校でも指導者とやる気のある学生に恵まれたなら、会話授業が上限人数なしでできるということになる(もちろん、細かな指導は少人数教室に譲らねばならないのだが)。

 140人に声を出させ、英語への垣根を取り払うということに関しては成功していると思う。ただ、体力はべらぼうに使う。授業の後ポカリスエットを一気に飲む。そうした疲れを最近は爽快に思うようになった。