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福岡講演ありがとうございました。
大西節が聞けてハッピーでした。
普段はテレビでしか見ることがなくて
はじめての講義に、手厳しい指導。普段の自分のテンポでは早くてこんちくしょーっと涙目でしたが、とにもかくにも無我夢中でついていって帰って仕事の基礎英語とその他のネイティブの英語を聞く機会があり、そしたら普通に聞ける。曖昧だった英語が聞き取れる!ようになっていました。気のせいかとおもったがききとれる!発音訓練なのにリスニング力が上がっていました。酸欠になりかけた二時間は無駄ではなかった 一回でこうも違うとはもう自分でビックリです。はじめての文章も早く正確に読める。お前の頭はなんなんだとしっかりしみついてしまったようです。とにかく発声しろとげきをとばされた効果がいまになって現れたようです。
流れる文章をその場で聞き取って発声すると言うくせも身に付いたようです。
もっと英語が話せるようになりたいから
今度は自分で英語表現ができるようになりたいから何回かセットで開いてほしいです。
もっと英語を一般にも教えてください
そういう機会がもてると嬉しいです。
大西先生のテンポが心地よいので、また会を開いてくださいね!

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  ご感想ありがとうございました。講演会のたった二時間で実力が上がるのは、もともと十分準備ができていたからですよ。

 「読解」中心の平均的な学校教育で私たちは、英語を話すためのシステマティックな訓練を受けてはいません。適切な発音指導もなければ、日本語訳を超えた表現指導もなく、また文法も最も重要な「表現をどう並べるか」(語順)を看過し、細かな文法事項の暗記となっています。ラケットを振ったことのない人がテニスで勝てないように、これで「話せ」と言われても無理なのです。

 もちろん、教育内容が無駄だと言っているわけではありません。私たちは日常会話くらいなら楽にこなせるはずの十分な知識をすでに持っています。ただ、発音も表現も文法も、その技量の一つ一つがもう少しのところで「会話」に届いていないことが問題なのです。

 風船を想像してください。その中には出口のない知識がたくさん詰まっています。私が講演会でやっているのは、その風船に2時間かけて針を刺すだけのことなのです。風船が割れてみれば、英語はほら、そんなに大変な技術ではないのです。

 

 私が今やろうとしているのは、従来の高校教育に今少しのところで「届いていなかった」ものを届けることです。わざわざ風船を割らなくてもそのまま自由に話すことができる、学習・教え方を教育現場に提案することなのです。

 

 「何回かセットで」というのは素晴らしいご提案ですね。でも、ネイティブを使いながら何日か連続で、あるいは合宿でといった集中的なワークショップは、桐原の文法書を使っていただく先生方が手始めになろうかと思います。英語教員として持たねばならないそもそもの会話力を培いながら、そこに届いていなかったものを---私も先生方も---認識し教育技術を高めていく、そうした場所になろうかと思います。

 

 まぁ夜は飲み会なんだろうけどね(^^)