おはようございます
大西ひろゆきです。
エジプトのスレイマン副大統領は１１日夜（日本時間１２日未明）、国営テレビを通じて演説を行い、ムバラク大統領が辞任し、全権を軍最高評議会に移譲したと表明した。
ＡＦＰ通信によると、大統領は１１日、東部の保養地シャルムエルシェイクに移動した。これにより、３０年にわたってエジプトに強権体制を敷いてきたムバラク政権は崩壊した。チュニジアで始まった政変は中東アラブの盟主エジプトでも体制崩壊につながった。周辺諸国に波紋が広がることは必至で、米国は対中東政策の根本的な見直しを迫られることになった。
スレイマン副大統領は声明で、「我が国が直面している困難な状況を勘案して、大統領は辞任を決意した」と述べた。ムバラク大統領は１０日の演説では、「私は憲法と国民の利益を守る責任を負い続ける」とし、今年９月の次期大統領選まで職にとどまる意向を改めて表明し、即時辞任を拒否していた。
【読売新聞】
とうとう３０年間に渡る独裁政権に幕を閉じる事になった。
現代のファラオ・・・・そう言われていたムバラク氏だが、落日を
迎えた一族はどうなっていくのでしょうか？
ムバラク氏はナイル川河口のミヌフィーヤ県の村に生まれた。
親が苦労して軍士官学校に入学させた事を皮切りに、エリートの
道を進んで行く。
空軍パイロットとして、数多くの戦線参加し、７３年の第４次中東戦争では、
空軍司令官としてイスラエル軍と戦い初戦を勝利に導いた。
７５年に同じく軍出身でエジプト革命に参加した、サダト（当時）大統領のもとで、
副大統領に就任した。
サダト大統領の暗殺・・・
第四次中東戦争開戦日を記念しその勝利を祝う戦勝記念日(８周年)のパレードを観閲中に、イスラム復興主義過激派のジハード団に所属するハリド・イスランブリ中尉により暗殺された。
余談ですが、暗殺されたサダト氏は自分の死を予感していたと言われています。
その後にムバラク氏が大統領に就任したのです。
ムバラク氏が政権を維持できたのは二点あると思います。
サダト氏が７９年に実現したイスラエルとの和平合意を維持するとともに、
８９年に除名されていたアラブ連盟に復帰した事で軍を完全掌握した。
親米路線を明確化するとともに、湾岸戦争で見られるアメリカに対して
率先して軍を派兵させる事により、アメリカがムバラク氏に全面支援を
公表していた。
結局、頼みのアメリカ合衆国のバラク・オバマ大統領から見放され、
軍首脳からも捨てられた事は笑い事では無く、落日の悲しさを
誘うように思えて来ます。
国民に塗炭の苦しみを味わわせ、一族を貴族化させた報いでしょうけども。
日本のムバラク菅はいつ落日を迎え、民主党が崩壊するか楽しみですね。
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大西ひろゆき君を衆議院にさせる会 実行委員会 06-6754-2100
感謝
大西宏幸
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