◼️再スタートから1年

6人体制になってから1年と少し。

ミカ、結海、miyouもすっかり馴染んでくれて嬉しい限りだ。かれん姉さんに引っ張られてTikTokで楽しいダンスを披露してくれたり、インスタもどんどん上げてくれたり、ミューズノートでもたくさんおしゃべりしてくれたり… 見ていて微笑ましい。

もちろん歌でも成長は著しい。

ミカは安定したピッチの上で歌い方をいくつも持っていて、その変幻自在さには驚かされた。困った時にはミカに預ければ何とかしてくれる、そんな頼りになる存在に近づきつつあるのかもしれない。

「UP TO ME!」のサビ♪何回だって負けたっていいよ笑われていいよ」 とか「やっと今言えるよ このストーリーは僕のものだ」とかのフレーズではしっかりと芯のある声での堂々たる歌い方はあっぱれだ。

オーディションの時から即戦力だとは思っていたが予想以上の活躍だ。

miyouは音楽をよく知っていて歌い慣れている、自分の型が出来上がっている印象があったが、これも想定以上の活躍だ。最近ではリトグリのメインボーカリストと言っても良いほどの存在感だ。

かれんとのデュオ「If I Ain't Got You」やかれん、アサヒとの「SING」などのアコスティックなアレンジでは彼女のボーカルの良さがよく映えた。

ボイパ、ギター、ピアノという多才さも見せてくれた。オーディション当時はピッチが不安定だったが、歌いこむほどに安定してきており、声の良さがどんどん生かされている。

英語の曲を歌わせたら彼女が一番だろう。最近ではMステで歌った「恋人たちのクリスマス」が光った。

出だしアカペラのリードボーカル、伴奏が入ってからの♪All the lights are shining…のパートも素晴らしい。また入り方が♪Oh, yeah というアドリブを入れる器用さ。 彼女を一言で言うと"音楽センスが良い"ということであろう。

そして結海。今年後半になってからは存在感がすごかった。元々、太くて伸びやかな声は魅力的だったが、感情が先行してピッチやノリが不安定になるイメージだった。

(それでも人々の目を惹きつけるものは持っていた)

が…最近は特に高音の地声、裏声での活躍のシーンが目立つ。しかも感情をむき出しにする様は変わらずに歌が上手くなった感じの良いとこどりか。

「うっせえわ」での♪問題は無し! のフレーズや「UP TO ME!」での♪この勇気は の高音フレーズでは技量と個性がよく発揮されている。最近では「恋人たちのクリスマス」の最後で♪Make my wish…で高音(かれん、ミカと並ぶ最高音E)をキレイに出してくれている。

彼女はその立ち姿だけで人の目を十分に惹きつけるが、さらに歌もよくなって…それでいて歌い方が変なクセがついておらず素直なままだから最高だ。キャラも良く、とにかく人気者の素養をたくさん持った人だ。


この3人は来年も期待増し増しだ。

お姉さんチームもみんな頑張ったが、特に挙げるとすればアサヒか。歌の丁寧さに磨きがかかった気がする。音量の小さい箇所から大きい箇所まで隙間なく丁寧に歌っているように見える。だからピッチの安定度がさらに増している。


2023は妹3人の成長とお姉さん3人の頑張りで見事に体制を立て直した年だ。2024も6人で"ツキっパシって"欲しい。


◼️今この瞬間を が…

12/18 CDTVライブライブで久しぶりにこの曲を歌った。ふと考えたことがあるので独り言として書いておく。この曲はご存知の通り、壮大なゴスペル風のコーラスがバックに響き渡る名曲だった(私にとっては)。

コーラス、ハーモニーが主役という意味ではもっともリトグリらしい曲だったのではないか。中でも100人がコーラスを取るシンガロングver.のMVは迫力があって素晴らしかった。聴いていて力が湧く。この曲に勇気をもらった方も少なからずいらっしゃるだろう。


しかし、それでもヒットには程遠かった。

CDの販売枚数やデジタル再生回数は知らないで書いているのだが、少なくとも世間では何の話題に上がることもなくあっけなく終わった感がある。

同じシングルでも「UP TO ME!」の方がよほど存在感があった。世間へのウケという意味ではやはりTikTok動画などが大きいのだろう。UP TO MEはそこに仕掛けた。この2曲は明らかにタイアップの大きさや事務所の力のかけ具合に差があったようだ。


そんな悲しい「今この瞬間を」なのだが、今更ながら残念に思うことがある。この曲の歌唱は12/18以前に3回ほどテレビで放送された記憶がある。テレビは老若男女問わずファンを増やす重要な機会なのでうまくアピールしたいところだ。

残念に思うこととは、そのテレビ放送で主旋律が低音域の部分が多すぎてリトグリのボーカルの良さが半減されているところだ。

サビまで(厳密に言うとBメロの終盤まで)のAメロBメロではリードボーカルの音域が低すぎてテレビではよく聞こえない部分が多いのだ。聞こえなければ人々の耳にも頭にも残らない。残らないどころか見ていてつらい。さすがにサビではグッと盛り上がるのだがマイナス部分を跳ね返すに至っていない。元々3分強という短い曲なので全体の半分ほどが低音域につぶされている状況だ。さらに言うと、テレビでは短縮バージョンがほとんどだが、ラストの素晴らしいコーラスをカットするようなアレンジが見られた。聞き手にアピールしにくいパートを残してアピールしやすいパートをカットする、という逆転した状況に映ってしまうのだ。

せっかくの名曲なのに残念で仕方がない。


そこで…だ。

すでにリリースされた曲に対して今さらAメロやBメロ

のメロディを変更するわけにはいかない。ゆえに解決策をアレンジに求める以外にない。

例えば、サビを先頭に持ってくることだ(ちょっとメロディの工夫はいると思うが)。

出だしでガツンとハーモニーのインパクトを与えておいてからの低音域メロディであれば聴く方も我慢が効く。またあのサビに戻ってくる、と無意識に思うものだから。


構成は例えば、"サビ→A→B→サビ→サビ繰り返しフル終わりまで" でどうだろうか?

A,Bは1回だけで良い。通常ならフルコーラスで歌って欲しいものだが、この曲に限っては2A,2Bをカットしてその代わりに最後のコーラスのアカペラ部分までフルで歌い切る…

これ、やって欲しかったなあ。このまま静かに終わらせるにはもったいない曲だもの。

もっともいくらアレンジに工夫を加えたとしても、こういう曲調自体がウケにくい時代なのかもしれないが…。


◼️New Albumについて 

過去を振り返ると4枚目のアルバム「FLAVA」までは毎年1月にニューアルバムをリリースしてきた。

2020年は「BRIGHT NEW WORLD」が2月、2021年はベストアルバムの「GRADATION」がまた1月、2022年は「Journey」を4月にリリースした。

新型コロナ、メンバーの体調、などの理由で時期は一定しなくなった。さらに2022年後半にメンバー卒業〜新体制という大きな変化もあり2023年はミニアルバム「Fanfare」にとどまった。


さて、2024年だ。新体制も1年が経過して曲もそこそこ増えてきたのでニューアルバムは大いに期待するところだ。

ミニアルバム「Fanfare」の5曲、21stシングル3曲、22ndシングル3曲で収録可能な曲は111曲となる。

ここに未発表の2〜3曲があればアルバムは完成できるところまでは一応来ている。

カバー曲はFLAVAで1曲、Journeyで1曲が入っているが、新作ではどうだろうか?一応「テルーの唄」と「紅」は音源になっているのでまあ、入っていてもおかしくはない。

リリース時期については1月はさすがに有り得ないので4月か? そのあいだか?


さて、アルバムリリースの前にはいつもいろいろと妄想を始める私です。以下は単なる私の妄想ですので軽く受け流していただければ有り難いです。


今回の切なる願いは2点。

①未発表曲が多いほど嬉しい

何ならミニアルバムやシングルに収録されている曲は除外しても良いのでその分、未発表曲を増やして欲しい。ニューアルバムを手にした時の喜びを大きくして欲しいのだ。最近のシングルは事前に全曲知っているのでほぼそういう意味での喜びはない(知っている曲でも新しい発見はあるのだが…)。

アルバムくらいは感動したいものだ。感動したいから買いたいという衝動が起こるのだ。


②アカペラが入ってると嬉しい

先日、A capella medrey(Ditto)〜……が公開され、私もブログを書いた。また、Mステで一部アカペラの「恋人たちのクリスマス」を歌った。とても良かった。

周りに自慢したくなった。

この2つによって、リトグリがその魅力を最大限に引き出せるのは何だかんだ言ってもアカペラだ、とあらためて痛感した次第だ。

魅力が引き出せれば人を惹きつけることができる。とは言ってもアカペラだらけになると有り難みも減るし飽きられる可能性も高い。だからアルバムに1曲(1メドレーでも良い)くらいがちょうど良いのではないか。

尚、カバー曲の際に必要となるであろう著作権料などを全く考慮せずに勝手に書いている。ご了承いただきたい。

毎度のことだが、このような妄想は楽しい。リリースの前と後に楽しむので2度美味しい。

また、この季節がやってきたのだ。妄想を続けるとしよう。


あれ?タイトルに「2023年末あれこれ」と書いたが、書いているうちに年を越した。(タイミングよく先ほどリトグリがCDTV年越しライブで歌った)


では、2024年がみなさまとリトグリにとって輝かしい年となりますようにお祈りいたします。