BREATH新曲6曲
リトグリは9/6、ニューアルバム「BREATH」をリリースした。未発表の新曲は先行発表したCHERRY COKEを含む6曲もあり嬉しい限りだ。個人的には未発表曲が多いほど新しいアルバムを購入したい気持ちが上がる。
ノリが良い曲が多いがバラエティに富んでおりなかなか楽しめそうだ。気になっていた結海のリードも予想よりも多かったので安心した。しかも存分に持ち前の歌唱力を発揮してくれていて喜ばしい。
このブログのテーマとしてどの曲を選ぼうか迷ったが、今回は6曲それぞれについて浅く浅く第一印象程度の感想を書いておきたい。
今後、この中からどれかを深掘りできたら、と考えている。
ということでまずは新曲6曲を以下、順に。
◾️ピース
作曲はFURUI RIHOさん・UTAさんの豪華布陣に加えて、何と、かれん、miyou。
ついに来た!ずっと待っていたよー。メロディを自由に崩して歌うこの2人なら作曲できる、と信じていた。今回は共作だがまずは第一歩。
まず出だしからホーンセクションがスリリング!そしてそしてベースもファンキーでカッコいい。良い意味で予想を裏切るようなベースラインにやられた。
これ、ライブのオープニングに持ってこいの曲じゃない?期待ワクワクのオープニングだ。
また転調がうまい。AメロはF♯、BメロでD♯(E♭)
に転調しサビでまたF♯に戻る。サビで転調するのが普通だがBメロで転調とはなかなかシャレている。
サビでは元に戻るだけなのだが、その戻りの転調が鮮やかで、あたかもサビで大きく転調しているかのように感じて、作者の術にまんまとハマってしまう。
さらに、Cメロ♪Hey. don't you know…で曲調を転じているがその後にサビや落ちサビでなく、一旦Bメロに戻っておいてからのサビ、という構成も面白い。
ボーカルでは、まずmiyou-かれんのファンキースターはもちろんのこと、ミカがキレッキレ!
リズムも表と裏のコントラストがくっきりとしていて爽快だ。そして(1箇所だけでなく)全面に出てくる掛け声。リトグリがハーモニーでなくナント掛け声だよ。斬新。
気負いを全部取っ払って楽しんでいる感じが良い。
聴く人に「私たちは楽しんでるよー。みんなも楽しんでるかーい?」と呼びかけているようだ。
ノリ良し、掛け声良し、ラストのユニゾンも良し。
一発目から見事に乗せられた。
◾️CHERRY COKE
作曲はeill さん、Ryo'LEFTY'Miyataさん、そして作詞はナ、ナント結海! 良いねえ。
ルーズな横ノリの曲で、どこか懐かしの「Feel Me」を思い出す。このCHERRY COKEでは(AメロBメロ)で口をあまり開けない発声も駆使してこのダルくて甘い世界観を出しているのではないか?
アサヒとミカは新たな歌い方へ挑戦しているようにも感じる。また、リトグリの曲には大抵ある"ザ・かれんパート"(かれんのパワフルさが出るパート)が無いのも新鮮。リトグリのちょっと大人の一面を見せてくれている。お酒を飲みながら聴きたくなる曲かも。
聴くたびに体に入り込んでいき、クセになっていく不思議な曲だ。
◾️君に贈るYell
作曲は浦島健太さん、板垣裕介さん。浦島さんと言えば「DIVA」、「LIFE」などを手掛けた実力派。
この曲はザ・リトグリみたいな曲だ。Xのガオラーさんのポストを見ても大変評判が良い。とても爽快で
ライブ映えのする曲だ。一見(一聴)、コード進行は10分で出来上がりそうなあるあるなのだが、日本人が大好きなパターン。もちろん私も大好き。そしてサビはカノン進行の派生でメロディアス。だから落ちサビは泣ける。聴きどころはCメロかれんの強いパート、からの、アサヒの落ちサビだろう。かれんの強さとアサヒの切ない歌い方のギャップが心に沁みる。そしてそこから再度盛り上がるラストサビはタオルの出番ではないだろうか。「晴れの舞台」の前あたりに置かれる?会場が一体化するのが楽しみだ。
◾️AGARE !!!!!!
作曲は南田健吾さん、作詞が松原さらりさん。
「夢じゃないなら…」「晴れの舞台」を手がけたペアだ。曲の長さ3分9秒という潔さが良い。
タイトルからしてメジャー調かと思いきやマイナー調のアゲアゲ曲だった。サビの一部はAdoさんの「唱」のような旋律だ(あんなに派手ではないが)。
聴かせどころは満載! まず最初の始まりのアカペラ部、♪Fly high のところ主メロに対してオクターブ上とオクターブ下が重なる三重構造になってない? 出だしからすごっ。
構成で言うと♪AGARE AGARE…Fly highのパートがサビと思いきや、♪等身大だって…Shout it out
のパートが本サビのようだ。サビが2つあるイメージ。贅沢なメロディだろう。
歌では2番の後の♪追い風追い越そう あたりのコーラスのすごいこと!カッコ良すぎ。
さらにそこから続くCメロ的な♪どう足掻いたって…のラスト、ミカの♪本能かき鳴らせー は見どころだろう。それからこの手の曲にMAYUのリードは外せない。随所に良さを見せてくれている。
一見、ただのアゲアゲソングだが、掘っていくと他にも高い技術が埋まりまくっているぞ! 宝の山かも。しかも中毒性すごくない? 他の曲を蹴散らすパワーを持っている。テレビCMとかにはピッタリじゃないか?この曲はリトグリの新境地。もしテレビ出演するのであれば個人的にはこの曲を歌って欲しい。
◾️小さな原石
浦島さん(また登場)、そして菊池博人の作品。
これもマイナー調だ。サビの追っかけのようなメロディがクセになる。
しかし何と言ってもこの曲の見せどころは各メンバーのパンチ力だ。そのパンチ力はしゃくることなくズバッとその音符に当てに行く歌唱だ。まず最初のかれんがズバズバと当てに行ってその世界観を作る。その後に続くリードはほぼ全て、当てに行く歌唱法だ。
単にアップテンポでノリが良い曲なのではなく、全メンバーの歌唱がそのノリを創り出している。
これが全員できるグループはまずいない。感心するしかない。
◾️君を守るから
作詞はいしわたり淳さん、そして作曲はKOHDさん。
この曲はヤバい。
何と言ってもサビが良い。泣ける。ピカイチだ。
結海が出だし、落ちサビ、サビと大活躍、どれも絶品。そしてMAYUが効いてるねえ。
アサヒの♪この手でだきしめていたい とか ミカの♪誰も邪魔はできない は聴きポイント。思わず涙。
これこそ、まさに"技術の上に感情を乗せて"いるパートだ。
そして1拍1拍を刻むドラムのリズムによって聴く人は地の底から力が湧いてくるような感覚を覚えて感動してしまう。清楚さ、力強さを持ち合わせた名曲だ。
アルバムのラストを飾るのにふさわしい歌だと思う。
テレビ出演があるのならこの曲も是非歌って欲しい。
ザッと6曲の第一印象を並べてみた。
メンバーの歌唱力、表現力がさらにUPしており、多様な音楽性を示した非常に完成度の高いアルバムだと思う。
さらに言うと、このアルバムの喜びはまだまだ他にもある。そう、既存曲の2026ver.だ。
これがすごいことになっている。こんなに名曲を揃えてよいのか?選曲が贅沢なのだ。
いろいろな事を乗り超えて磨かれた楽曲の素晴らしさがある。リトグリによって守られ歌い継がれた曲たち。だが実は曲の方がリトグリを守り続けているのかもしれない。メンバーが、自分たちを守ってくれた歌への感謝とリスペクトの気持ちを込めて大切に歌っているのがよく伝わってくる気がする。
体調を崩したメンバーもいる中で7曲も再録してくれたことにただただ感謝したい。
ありがとうございます。
このアルバムは間違いなく名盤だ。