邦楽メドレー
続いて邦楽メドレー。
こちらも素晴らしかった。
独り言も多く、これが感想と言えるのかは疑問ですけど…
◾️邦楽メドレー
①やさしさに包まれたなら
原曲の通りキーはF♯ 。
♪シャンララララン…
出だしのコーラスが美し過ぎる。北山さんのベースの上に10人のハーモニー。ピッチ、音量、リズムともに素晴らしく、気持ちが良い。
リードは酒井さんからMAYUと爽やかにつなぐ。
♪カーテンを開いて…で再び酒井さん。ここでミカの3度上ハモ。これがとてもキレイ。
続いて♪やさしさに… の箇所はベースの上に結海のリード。その結海の下ハモはゴスペラーズのどなたか?さらに追っかけコーラスでかれん+MAYU。 さらに続いて♪包まれたならー の追っかけの♪Haー はミカ、アサヒ、miyouのように見える。
普通にやっているけれど、この一連のコンビネーションは難しいと思う。
そしてリードの結海。
♪目にうつるー の中低音域の踏ん張りがいいし、
♪メッセージー のロングトーンのキレイなこと。
オーディションで「366日」を歌っていた頃、声を伸ばすときは細かなビブラートを鳴らしまくっていたのだが、今ではキレイなストレートで最後の最後でビブラートをかけている。理想的ではないか。
②ロビンソン
これはゴスペラーズさんの得意曲?
キーはやはりこれも原曲通りのA。
伴奏なしにいきなり ♪あたらしい… と黒沢さんが入る。転調を無理やり声でやったということだ。
前曲の終わりで脳内はF♯になっているはず。その直後にキーAで♪あたらしいの「あ」はC♯(ド♯)を出す…
これは何の関係もない音なので易しくはない。
またちょっと脱線💦
これは絶対音感もしくは相当の相対音感、または練習による記憶の音感が必要となる。
逆に考えると何かしらの音階が前にあれば(それが難しい関係の音階であっても)キーが変わってもピタリと求められる音を出せる、ということなのか…?
では、音取りをしないリトグリに殺意を(笑)覚えたのは、あくまでも「無音」からいきなり正しい音、またはハーモニーを出す、ということに対してなのだろうか?
ぜひともその辺りをゴスペラーズのどなたかに聞いてみたい(妄想)
話を戻す。
Aメロ
ここのハーモニーがずっと素晴らしい。
いわゆるテンションコードの連続だ。♪河原の道でー とか ♪走る君を の箇所などは一番わかりやすいと思うので味わってみて欲しい。
Bメロ
ここもゴス兄さんのコーラスが素晴らしい。
♪パンパンパンパン の切れ味と弾けるようなアクセント。POP感。一体感のなせる技だ。
その上でミカ&アサヒからmiyouのリード、いずれも良い。が、やはり光るのはアサヒだろう。この丁寧なバックコーラスに負けない丁寧さでサビ後半を見事に歌い切った。
③糸
これはご存知の通りリトグリの得意曲。
中島みゆきさんの原曲キーはB♭のようだが、リトグリのアルバムJuice収録版のキーはD。そして今回もJuiceの通りD。
この歌はMAYUの活躍が光る。
イントロ
出だし♪ウーウーウーウー… の主メロはかれん、ラシド♯シ。これにMAYU、ミカ、アサヒも?が5度下のレミファ♯ミ。 ここにゴス兄さんの♪ウー(ラ)の追っかけコーラス。あー、キレイ。
Aメロ
安岡さんリードでMAYU下ハモ(3度?) が素晴らしい。安岡さんの抜き方などのクセに合わせた絶妙なハモ。
安岡さん+かれん、こちらはユニゾン。
Bメロ
♪どこにいたの…ミカのリード、スゴっ!音の操り方がうま過ぎる。と、ここで聴き逃してはいけないMAYUが引っ張るコーラス隊。MAYU、アサヒ、結海?
♪生きてきたの の動きとハーモニー。音量は小さいが怖いくらい素晴らしいハーモニーだ。これだけでご飯3杯イケる。
サビ
♪縦の糸はあなた…
MAYUのリード、♪あな「たー」など、声の後のかすれ声が妙に切ない。この歌にすごくマッチした声だ。
最後、結海のリードの高音ファルセットはまた丁寧でキレイ。MAYUとは対照的に明るい歌声?かも。
そしてオーラスは♪ウーウーウーウー…のコーラスで締めくくる。ここをうまくリードで牽引しているのはかれん?
今回はメドレーではあるが、いつものようにアレンジでつないでいくのではなくシンプルに個別の3曲を続けて歌った形だ。
しかし、その3曲の中にそれぞれのグループの経験がうまく入れ込まれている。
洋楽メドレーの"楽しさ"に対してこちらはしっとりと大人のハーモニーを味わうことができた。
やはりゴスペラーズとリトグリのコラボは最高だ。
一緒にライブか共同で(ミニ)アルバムを待ち望む声は多い。事務所もレーベルも違うので高い壁にはなるのだろうが何とか実現して欲しいものだ。
ゴスグリ。