Mフェア洋楽メドレー編


大変遅くなりました…

バタバタしておりまして。

今さらではありますがUPします。



リトグリは7/29、ミュージックフェアに出演した。

出演者はゴスペラーズとリトグリの2組だけというハーモニー好きにはたまらない神回であった。

内容も、洋楽メドレー、完全アカペラの邦楽メドレー、そして新曲の「今この瞬間を」と豪華。


11人のハーモニーは素晴らしく、安心して見ていられるので純粋に楽しめた。


今回は量が多いので2回に分ける。まずは洋楽編。

以下、それぞれ簡単に感想を。


◼️洋楽メドレー

楽器のイントロなく、いきなり♪I love you, baby の歌唱 から始まる。リトグリは音取りなしでもイケるが、ゴスペラーズさんはどうだったろうか? 

もし音取りを行ったならそこはカットして映像スタートだ笑笑。

いつものようにゴス兄さんはフットモニター、リトグリはイヤモニターだ。


①Can't Take My Eyes Off Of You

この曲のオリジナルはフランキー・ヴァリ。原曲キーはGなのだが、リトグリがモデルにしているボーイズ・タウン・ギャングによるカバーのキーはB♭。リトグリのアルバムJoyful Monster収録のものもB♭。そして今回歌ったキーもB♭。


男女ミックスで歌うとキーが問題になる。だから移調したりして工夫をこらすケースもあるが、今回歌った3曲は平等に?原曲キーのままだった。

とは言えこの曲はリトグリに寄せている。

だから音域の高いサビのリードボーカルはリトグリが担当しており、ゴス兄さんはコーラスに回っている。



イントロ

MAYUの低音が印象的。

北山さん曰く「MAYUちゃんがこっちの世界に来た」と。MAYUにはもっとベースの世界にもハマってほしい。


Aメロ(ヴァースというのか?)x 2回

miyouは1音1音についてはラフなところもあるが、独特の雰囲気を持っているのでつい引き込まれてしま う。英詞の歌は特にそうだ。

続くミカもそうだが、音符どおりに正しく歌うのでなく、リズムやメロディを少し崩して歌っている。

とても自由にやっている。それが楽しそうで好感が持てる。

それにしても♪eyes off of you  は複数人で歌うには音が詰まりすぎていて合わせるのは一苦労だ 笑。


黒沢さん、北山さんのリードは余裕たっぷりでさすがとしか言いようがない。これもやはり自由に崩して歌っている。うまいなあ。経験の余裕。


間奏

♪Pala Pala… はただただ楽しそう。11人のハーモニーはピッチも安定していて言うことなし。


サビ

アサヒ、かれん、堂々たるリード。

かつて何度も歌った経験からくる自信がみなぎっている。もはや貫禄。


②I Want You Back

ピアノがキューンと鳴った瞬間に、え? もしかしてあの曲? I Want You Backやるの?と胸が高まった。で、ギターのカッティングで確信。

前情報を一切持っていなかったので驚いた。

私の中では芹奈や麻珠の印象が強い曲だけど…


しかも原曲キー通りだ。A♭。キー高そうだけど大丈夫か?

①からのつなぎは楽器伴奏がナビゲートしてくれるのでボーカルは調が変わっても苦労がない。

冒頭、miyouのフェイク。ガツンと来たね。


Aメロ(ヴァース?)

村上さんのファルセットのリードボーカルが昔のソウルっぽい。この手で来たか。

ファルセットでもピッチはもちろのこと、音量も落ちない器用さ。素晴らしい。


サビ

ミカのリード、やるなあ。ミカの器用さには毎度ながら驚かされる。これもイケるのか。

miyouの声がいつものような柔らかでなく、尖って弾けさせて曲にマッチさせている。


北山さんの♪I Want you back… のベースが効いている。


2A

かれんのリードの主張がすごい。まるで「ここは私に任せて。かつてこのパートは私が歌ったのよ!(麻珠とシェアして)」と言わんばかりの自信たっぷりの歌だ。


サビもアサヒとともにキレッキレのリードが気持ちいい。いつものようにアサヒの笑顔がいい😍


サビのAll you neeeeedー の芹奈が超高音の地声を出したパートはなかったね。かれんならイケるんじゃないか?と密かに期待したのだが…笑。

2番サビの後、村上さんの♪I want you back! のファルセットのシャウトで曲が終わり、一瞬の静寂。


③The Longest Time

ビリー・ジョエルの名曲。原曲キーはE♭。


酒井さんの1,2,3のカウントで北山さんのベースから入る。原曲キーだ。 やはりベースが低音で安定していると曲がピリッとしまる。

②からの音程のつなぎは北山さんが1人で背負ったカタチとなっている。


ちょっと脱線。

ビリージョエルの原曲を聴いてみた。

(やはりサブスクは偉大だ)

白状すると、この曲をフルで聴くのは初めて。この曲はコーラスのイメージが強く、フルのアカペラと思っていた。またネットでの紹介文を見ても全パートをビリージョエルが歌い重ねているアカペラ曲、とある。

で、聴いてみたら…何と!ベースだけ楽器だった。

あ、当たり前? 今さらですみません。


アカペラ+ベースギター。これだ。私の中では目からウロコだ。アカペラグループでも男性は低音を出せるが、一般的に女性は厳しい。いや女性でも、たとえばリトグリでもかれん、MAYU、miyouはベースをできるが、ベースギターだとさらに下のオクターブの低音が出せる。もっと曲が安定し、曲のカタチがクッキリする。 その分ハーモニーをもう1声増やせるし。

もちろんフルアカペラでも良いが、ベースギターを利用できる曲は利用するのも大アリではないか。

それがムリなら、やはり北山さんをレンタルすることだ🤣


話を戻す。

このThe Longest Timeはゴス兄さんの得意技。

すでに完成されたハーモニーの上に新しくリトグリのハーモニーが追加されたものであろう。


サビ→Aメロ(ヴァース)x2回

サビ→Aメロ(ヴァース)x1回

という構成。


兄さん方は

♩1、2、3、4…  の四分音符でなく 

♪1,2,3,4,5,6,7,8 … と八分音符でリズムをとっているのがお分かりだろうか?兄さん方の手の動きを見ていればわかるはずだ。

ちなみにリトグリ側もかれん、結海、miyouは八分音符でリズムを取っているように見える。

どちらで取っても歌自体は変わらないが、歌声のノリが違ってくる。八分音符の方が弾む感じが出しやすい。曲自体はスローだが、1音1音はダラーっと伸びずに生き生きと弾んでいるのはこのノリのおかげだろう。


Aメロの途中、結海が酒井さんとユニゾンで合わせている。高音のファルセットがとてもキレイでうっとりしてしまう。3音目までは地声で4音目からファルセットか? 切れ目がなくうまく変換している。音量も落ちていないのがまたいい。

ユニゾンは3回あるのだが、3回目の最後♪miracle of all  でタメるところも酒井さんに見事に合わせている。

感情を出すのが結海の特徴だが、このような楽しく口ずさむ感じの歌もイケるね。


それにしてもゴスペラーズさんのハーモニーはさすがに熟成されていて素晴らしい。ピッチ、リズムは当たり前だが、歌い方が落ち着いているので聴く方も絶対の安心感を持てる。


ということで懐かしさもある3曲の洋楽メドレーが終了。

リトグリ寄りの曲は2曲あったが、ゴス兄さんに優しく楽しく包んでもらった感じかな。

とにかく楽しんで歌っているのが一番嬉しい。

そして、ついでに私好みの選曲でもあったことも嬉しい。素敵な11人に感謝です。

(邦楽メドレー編につづく)