うたコン(20230725)
7/25、リトグリはNHKうたコンにおいて、新曲の
「今この瞬間を」をテレビ初披露してくれた。
低音域を含むAメロBメロの困難さで苦しんだが、
サビ以降でこれを見事に挽回し、エモーショナルな歌を聴かせてくれた。
以下に感想を簡単に。
1Aメロ
リードはmiyouとMAYU。
イントロがないので入り方が難しい。これ、ガオラーはこの曲を何度も聴いているのでついていけるが初めて視聴する方は、ん?どういうメロディ? という具合に少しの間、迷子にならないのかな。
ベースが入っていないことも安定さを欠く一因。2人ともリードは崩れてはいないのだが、全体的にフワフワした感じで聴く方が曲自体を、そして出来栄えを、理解できないかもしれない。
1Bメロ
ここからベースが入り、曲のカタチがクッキリとしてくるので聴く方も理解できる。
(あらためてベースは偉大)
リードは結海とミカ。やはり低音はきつい。
このパートが終わるまで約30秒。
ここまではリトグリの良さは伝わらないのかもしれない。
サビ
はい、お待たせしました。ここから挽回モード。
アサヒのリードはさすがだ。清々しい。
さらにその上をいくかれん。このピッチの正確さ、パワーはさすがかれん様、カッコいい。
そしてコーラスも迫力があっていい。ミカや結海は自然に体や手が動いていて気持ちが溢れ出ているのがわかる。
一気にリトグリらしさが前面に押し出されたサビだ。
2Aメロ
1Aメロと違って、既に耳が馴染んでいるので同じAメロでもスッとはいってくる。
リードは結海とアサヒ。やはり低音は強敵だ。
それにしてもここのアサヒリードのフレーズの難しいこと。安定度抜群のアサヒを持ってしても苦戦するメロディって…。 ♪歩こうと思えた の部分などは低音に加えて音の飛びも激しく、難しい。それでも2人とも逃げずにごまかさずに戦っている姿がいい。
2Bメロ
リードはMAYUとかれん。
かれんが粘っている。低音部で音を張ろうとする苦しさが伝わってくるようだ。やはりこの歌は難しい。
このブロックの最後、♪諦めたくないんだってー
のかれんのリードとmiyouのハモ!
カッコいい!何だこれ。繰り返して観たいシーンだ。リトグリの両サイドはいつだって凄いのだ。
サビ
ここ一番のミカの凄み。♪上がるよ の右手がたまらなくかっこいい。
結海、余裕で歌っているのにちゃんと通る声。ピッチもしっかりとしてきたから強い。♪聴こえる?のしぐさ、ビジュアルが素晴らしい。彼女の表現における大きな武器だ。
Cメロ
リードはmiyou。入るときの大きなブレス。Cメロの重要性とその覚悟のブレスか。
落ちサビ&サビ
このアサヒの落ちサビは絶品だ。抑えに抑えた声の中に詰め込んだ表現力はどうだ。
♪拭う はゾワッとする。
そしてサビは再びmiyou。
小声のバトンを受けて強弱に気をつけながらも盛り上げていく。そしてここのリードとコーラスの弱から強への変わり方、表情のつけ方を観ていただきたい。見事なコンビネーションだ。
ラストの♪明日を変えるんだー の一体感は凄まじい。感動する。
大サビ
サビのラストからの畳み込むような盛り上げ攻撃。
ミカの♪ほらー はややフラット気味だけど気合いが入っているのでOK笑。
アサヒの♪さあ行こー の「行こー」は音源のように地声からファルセットへ変化するのでなく、初めからファルセットか。 ここは地声にチャレンジして欲しかったが髪を振り乱して頑張っているのでOK笑。
ここでパタっと終わる。
初めに書いた通り、序盤の30秒の苦戦を見事に挽回し、素晴らしいパフォーマンスを見せてくれた。
しかし、私には大きな不満がある。
フルで約3分30秒のこの名曲。
今回のテレビ短縮版では約3分弱。
どこを削ったか?
イントロのコーラスとendingのコーラスだ。
どうしても削れと言うなら…まだイントロは許そう。しかしendingは絶対いかんでしょ。
アサヒのリード♪証を刻むんだー から、その盛り上がりを受けて♪Wo wo wo wo wow〜 の大合唱。さらにラストはアカペラで締める…
ここは削っちゃダメでしょう。
このパートこそがゴスペル感を最高に感じることができる箇所なのに😢
心の内から溢れ出る歌声が…
公式の紹介にもある"多幸感"が…
ここがあっての名曲だ。何ならその分トークを削ってもいい。歌を助けてくれ!
7/29に出演するミュージックフェアではフルサイズを強く期待する。
是非、是非、ぜひともお願いします。
(何だか今日の感想は、いい、とか素晴らしい、とかばかりの語彙力の無さに反省)
オマケ
この番組てもう一曲歌った「恋のバカンス」。
アサヒとミカのツインリードボーカルのハーモニーが素晴らしい。(こちらのコーラスはまだ聴き込んでいない)
私の中でデュエットの最高峰というと、
ザピーナッツのトリビュートアルバム収録のアサヒ&manakaの「ふりむかないで」。
2人のユニゾンを含むキレッキレのハーモニーが絶品なのだが、今回の「恋のバカンス」はこれを彷彿とさせるものがあった。(デュエットではないのだが)
ゆっくりと聴いてみたい。