Mステ ウルトラSUPERライブ2022
12/23リトグリはMステウルトラSUPERライブに出演し、「Join Us! 」を歌い、さらに"最強ハモリコラボ クリスマスメドレー" と題してゴスペラーズさんと「クリスマスキャロルの頃には」「クリスマスイブ」の2曲をコラボした。
このうち、ゴスペラーズさんとのコラボ2曲について感想を書いておく。
ここのところずっと言っているが、よくも短期間でこの難しい2曲を仕上げたものだよ。
ほんっっっっっっとに頭が下がります。
ちなみに
Join Us!はやはり短縮版だったが、出来は非常によかったと思う。
♩Ready to change…のハーモニーも良かったし、また、特にアサヒから始まる
♩始まりのAh Ah Ah Ah Ah--
のE♭コードのハーモニーがとてもキレイだった。
あとアサヒ、両横に自由に行けないものだから頻繁に前後にピョンピョンする様がとても可笑しくて可愛かった。
カラダ中でや喜びを爆発させている感じ🤣
ただ放送時間がもう少し遅く、そう、ゴールデンタイムの20時くらいにやって欲しかったと思うのは贅沢か。
さてさて、ゴス兄さんとのコラボである。
去年のウルトラSUPERライブはこの2グループのコラボによる「ホワイトクリスマス」で番組の幕を開けたことを思い出す。
残念ながらオープニング企画はなくなったが、今年も素晴らしいパフォーマンスを披露してくれた。
男性と女性がコラボする時にいつも問題となるのが男女の音域の違い、いわゆるキーをどうするかだ。
普通は男女のどちらかが歌いやすいキーを選び、もう一方が犠牲になる、というパターンか、もしくは1曲ずつほぼ別々に歌うか…
しかし、
この2組の場合は音感のレベルが高いので、歌の途中でそれぞれのリードボーカルに合わせて転調、つまりキーを変幻自在に変えてくるアレンジが可能だし、実際にそうなっている。
それでも全員がついて来れるのだ。
2曲ともに、ゴス兄さんがリードを取るパートとリトグリがリードを取るパートでキーを変えてきているところがひとつの見ものとなっている。
去年も同じだったが、圭介さんのアレンジはあらためて、えぐい。 完全に2グループの力量を信頼した上でのアレンジだと思う。
さて、立ち姿は昨年同様に左にゴス兄さん、右にリトグリが並んでいる。
これまた昨年同様にゴス兄さんはフットモニター、リトグリはイヤモニを使っている。
(いいな、まだフットモニターなんだなあ)
▪️クリスマスキャロル
構成は
サビ→
Aメロ→Bメロ→サビ→
Aメロ→Bメロ→サビx2
いきなりかれんのリードから入る。キーはAm。
かれん、ピッチも音量もいきなり素晴らしい。
メンバーの字ハモもとてもキレイ。
出だしの正確さは重要。
ちなみに歌の始まりのシーン、よーく見ると北山さんが音叉で音を確認した(し終わった)ところがわかる。それに対してかれんは得意の記憶音感で歌い始めるので、北山さんはいつものように殺意を覚えたに違いないw
かれんリードの終わりの♩出ているだろう と同時にゴス兄さんはコーラスで4度上(5度下と言う方がいいか)に転調する準備をしている。
AメロBメロ
♩この手を少し… 酒井さんのリードでキーDm
に転調されたことがわかる。
ゴスメンバーに加えてリトグリもMAYU、アサヒを中心にバックコーラス。
最後はかれんも加わり♩シャララランララ で
盛り上げ、サビへと繋ぐ。
この辺りの強弱による表情の付け方がうまい。
サビ
♩クリスマスキャロルが…黒沢さんリード。
かれん、MAYU、アサヒ、それに結海のコーラスが冴え渡る。盛り上げ方がうまい。
♩もっと自由でいようー の最後と同時にコーラスによる転調を行う。
今度はDmから再びAmだ。
一応コーラスで転調をナビゲートしているように見えるが完全ではない。仕上げは次のリードボーカルが音感に頼ってやるしかない。
2番Aメロ
♩誰かがそばに… ミカのリード
ミカが音を探るように慎重に慎重にリードを始める。転調の初めの音を一発で正確に取るのは難しい。ここは凄く地味だが、離れ技と言ってもいい。
この難しいパートにミカを据えたのは、やはり彼女の音感力は相当高いということであろう。
ミカは最終オーディションの応援歌アカペラメドレーでも転調のところで起用されている。
このような離れ技はかれんとミカの得意技だ。
(もちろんアサヒもMAYUもできるのだが)
Aメロ後半
♩背中を 毛布 代わりに
ここの言葉の切り方が絶妙で、よくこんな細かい表現まで合わせてきたなあ、と感動する。
音量が小さいだけにここを合わせるのはとても難しい。
ミカは珍しく「りに」でややフラットしてしまうがこれを補って余りあるAメロのパフォーマンスだと思う。
Bメロ
♩近すぎて見えない…
miyouのリード、声がいいのに加えて表情の付け方も良い。
♩ちかすぎ「てみえな」いささえは
♩はなれて「みればわか」るらしい
「」の箇所が音量が大きくなっていることがわかる。 上の2フレーズとも音量が 小→大→小 と変化して表情をつけているわけだ。
一本調子で歌うのとは聴こえ方が全然違ってくる。miyouいいね。声がいいだけではない。
最後の♩わかるらしい の後の
♩ルルル「ランララ」の箇所。
アサヒの下に被せるミカのSUS4の響きのハモが素敵。
サビ1
ここのアサヒのリードボーカルは素晴らしい。
サビに適した音量、声の張り、艶、申し分ない。
アサヒはまさにリトグリのメインボーカルだ。
そして見逃していけないのは、ここの最後の
♩見えなくて「もー」のコーラスだ。
MAYU、結海、miyouがハモっているようだが、
中でも断然MAYUでしょ。 このテンションの効いたハーモニーでオシャレに仕上げるのが職人MAYUなのだ。ここブラボー。
サビ2
ここでまた急に転調する。
酒井さんリードなのでキーは再びDmだ。
ここでリトグリの見どころ2つ。
ひとつは♩流れる頃には の辺りでmiyouのフェイクが入る。これがソウルっぽい味があっていい。 miyouらしいアクセントの付け方だ。
そしてもう一つ。
急に転調する酒井さんのリードに対して3度上?の字ハモをかれんがやっている。
急な転調はリードボーカルの主メロでさえ難しいのに、それにいきなりハモるとは😱
かれんはまさに超人だ。
いや、2組とも素晴らしいパフォーマンスでした
▪️クリスマスイブ
この曲は去年も歌った。
ここからは去年の12/26に書いた「MステウルトラSUPER LIVE」のブログをコピペしてもほぼ何の違和感もない。
去年も書いたが、この曲は2種類のメロディだけで構成されており、AメロとかBメロとかサビとかCメロの区別がわからない。
キーはDで始まる。
♪雨は夜更け過ぎに〜 リードは今年は結海。
ほおーー!
普通、音量の小さメロディは不安定になりがちだが、結海の場合はそれがない。
音量が小さいのに芯があり、小さいのにちゃんと聴こえる、という不思議な力。
♪きっと君は来ない… リードはミカ
♩心深く リードはアサヒ
ふか「くー」で珍しくピッチをはずすが可愛いから許す😍
♩必ず今夜なら…去年に続きMAYU。
そしてそして今年も来ました!
この後のクワイヤのMAYUはすごかった。
ファルセットの声が太くて芯があり、オペラのよう。しかもピッチが正確。滑舌は抜群。
MAYUの凄みだ。 去年にも増してよかった。
2番(というのか?)。
♪まだ消え残る〜 黒沢さんリード。
前後するが、去年と同じく
MAYUの♪Holy night〜の直後、クワイヤの直前、はじめの1小節のコーラスで転調してキーをAに持ってきている。
クワイヤ後のリード黒沢さんのキーに合わせた形だ。
リトグリの完璧なコーラスがリード黒沢さんを盛り上げる。
♪夜へと降り続く〜 の後の WoWoのコーラス、半音感は今年も完璧。
アサヒと結海のハーモニーのコンビは非常に良い。何箇所かそう思うことがあったので今後もこの2人のハモは注目して見ていきたい。
安岡さん、黒沢さんのリードを経て
北山さんのリードへ。
♩きっと君は来ない…
ここでかれんのオクターブ上ユニゾン。
これも去年と同じだ。
今年も北山さんのかれんを見る親目線が微笑ましいし、そしてかれんのオク上は完璧。
で、最後は今年もアサヒの "せーのー" の掛け声に合わせて全員の "Merry Christmas!" で終了。
ということで2曲目に関しては去年のブログと全く同じ感想となった。
ということは、体制は一度崩れたが持ち直して去年と同じパフォーマンスを見せてくれるに至ったということだ。
もちろん個性は変わったけどね。
この2組のコラボがMステの年末の恒例行事となって、私も毎年この感想を書いていけることを祈ります。
ゴスグリ。