音楽の日2022  ECHO


リトグリは音楽の日2022に出演し、国立競技場で「ECHO」、スタジオでカバー曲「ひこうき雲」を歌った。
ここではECHOについて語りたい。


実は、何と!録画を忘れたまま数日間の出張。
放送日の20時に帰宅したため「ひこうき雲」には間に合ったが、「ECHO」を見逃してしまった。


出張中の7/15にリトグリのショッキングな発表があり、この日は呆然としていた。
翌日7/16が 音楽の日2022 の放送日。

Twitterではショッキングな発表の直後だけに、このECHOでの3人の頑張りがたくさんツイートされていた。 気持ちや覚悟が伝わった…などの激励ツイートの数々。 
ECHOが見たい! しかし某動画サイトytにも上がっていなかった。
この時ほど録画を忘れたことを後悔したことはない。

しかし、神様は見捨てていなかった。
このリトグリ愛の詰まったブログを続けてきたご褒美なのか…
放送日の翌日(昨日)に某サイトにアップされていたのだ。
(この時ばかりは正直、アップ動画の違法性など最早どうでもよかった)





で、ECHOだ。
リピートで聴きまくった。
2校の中学の合唱部とのコラボだった。

確かにTwitterでみなさんがツイートしている通りにすごかった。鬼気迫るものがあった。
また合唱部によるコーラスも迫力があり、リトグリ3人のボーカルを見事に映えさせてくれていた。
感動した。


構成はほぼフルバージョン。
カットされたのは、
・イントロの ♪Oh… Oh…Oh, Oh ♪ が本来は2回繰り返すところを1回に短縮。
・1番と2番の間の間奏が本来は 8小節のところを4小節に短縮。

歌詞のところは全て歌ってくれたので、ほぼフルバージョン。

出だしAメロ
かれんリード。声の張りが素晴らしい。
気合いが入っている。

MAYUがいきなりハモでスゴ技を見せる。
♪さぁ今こそ…「すんだ」
♪がむしゃら…「日々」
♪苦しみ…「君」
♪「無駄な…一滴もない」
「すんだ」「日々」「君」はオクターブ下のユニゾンだから簡単だ。
「無駄な…一滴もない」は下ハモとなっている。
問題は、「君」と「無駄な…」がつながっていることだ。
「君」までユニゾンで一瞬の間をおかず「無駄な…」の下ハモに入るって!
しかも微動だにせず平然とやってのけた。


続くアサヒのリード。
アサヒも気合いが入っている。

♪「交わす言葉さえ要らない」の強弱の付け方はどうだ。素晴らしいの一言だ。
気合いの中にも冷静さが見える。
立派になったなあ。


♪ここの「鼓動の…パーフェクト」でもMAYUが下ハモだ。
私が全部ハモってやる!そういう覚悟を見た。


Bメロ
かれんリード。
本来は芹奈リードのパートだ。
4人体制ではmanakaがカバーしていた。

♪僕らー「はー」♪   の 「はー」の箇所は
芹奈は ♪シラシ と歌い
manakaは ♪シー と平に歌っていた。
そしてかれんは芹奈流で ♪シラシ だ。
見事なカバーだ。


サビ
♪叫べーよー…
ここはmanakaリードのパートだった。
アサヒが堂々と歌いあげる。
manakaの突き刺すような強い声とはまた違う迫力がある。
中学生のコーラスも後押ししてくれている。


2番
Aメロ(ラップ)
♪時にライバル…  かれん
♪勝ち負けよりも…  芹奈
♪僕らを待ってる…  かれん
というパート割りだったが、もちろんここはかれんが通してリードを取る。

ここの通しはきつい。
ほぼ間をおかずつながっているのでブレスが難しいのだ。 一瞬のブレスなので息の吸い方が不十分に
なるところ、さすがかれん、見事に歌い切っている。
またコーラスがカッコいい。
裏というか、スネアが入る位置に♪Ah  Ah  という連続したコーラスで迫力とグルーヴ感を出してくれている。
そして♪僕らを待ってる のところの盛り上がるコーラスのアレンジが何とも素晴らしい。


落ちサビ
♪歌うよ 僕と…
元々manakaリードでオクターブ上をアサヒが歌うパート。
今回はMAYUリードでオクターブ上がアサヒだ。
MAYUの低音がしびれる。低音を出している時のMAYUは表情も男前だ。ゾクゾクする。

そしてこの曲の最大の見せ場のひとつである
♪One for All 〜 All for One だ。

♪辿り着こう♪ までがMAYUリード。
代わってアサヒが ♪One for All 〜
この時すかさずMAYUは下ハモへ。
このコンビネーション!
さらに中学コーラス隊の後押しが良い。

そしてかれんの ♪All for Oneーーー

キターーー、スゴい。これはスゴい。
このかれんの ♪All for Oneーーー♪  は歴史に残るレーザービームAll for One だ。
それほど凄まじく胸に突き刺さる、素晴らしいロングトーンだった。

そのロングトーンが終わらない内に大サビの
♪叫べーよー とアサヒが入る。

普通に聴いているがこの一連のコンビネーションは本当に素晴らしい。

ちなみに中学コーラス隊も
♪All for Oneーーー♪ の寸前でピタッとコーラスを止めている。
かれんを映えさせるためであるが、もうひとつ。
♪One for 「All」の「ド」 と 
♪All for 「One」の「レ」 がぶつかるからだ。
不協和音とならないためにコーラスを止めている。
(manakaも止めていた)


そして怒涛の大サビだ。
アサヒリードに、かれん、MAYUのハーモニー。
カラダの動きで渾身の力でハモっているのがわかる。 想いを込めたハーモニーだ。

最後、
♪駆け抜けた証を掴み取りたいのだから♪
をかれんが静かに歌って曲が終わる。

👏👏👏👏👏👏👏👏👏👏

まさに渾身の一曲だった。


新しい仲間が加わると聞いている。
しかしかれんは、MAYUは、アサヒは、

「芹奈とmanakaの意志は私たちがしっかりと引き継いでみせるから。リトグリは続くからね」

という覚悟をこのECHOで見せてくれた。

彼女たちの場合は、覚悟とかの感情はすべてその確かな技術と培ってきたコンビネーションの上に乗っている。
ただの感情の空回りではないところが拍手ものなのだ。


実はこの動画を見るまでは、ショッキングな発表に戸惑い、呆然とし、心の整理がつかず、どのように考えていいかすらわからなかった。
芹奈&manakaはさすがにインパクトが大きすぎた。
もう見るのもやめるか、とか…。



今、この動画を見て、かれんから背中にパーンと気合いを入れられたようだ。
少なくとも3人の気持ちは受け取ることができた気がする。

応援の仕方はどう変えていくかはまだ決めていないが、少なくとも3人と新しい仲間のことはしっかりと見ていきたい。
もちろん芹奈、manakaも応援していくつもりだ。
麻珠もだ。


中身が半分変わっても続けていくものとは一体何だろうか? 
屋号や看板、もしくは誇りとか魂とか"らしさ"とか…。

リトグリの場合、それは歌そのものであると信じたい。
仲間を入れるということはハーモニーは大切にする
、強化すると信じたい。
よもやダンスユニットに変えたりしないと信じたい。

今後もしっかりと見届けていきたい。
そう思わせてくれた3人のECHOに感謝します。