恋うたメドレー ゴスペラーズ&リトグリ


9/24、リトグリはミュージックステーションに出演した。
「恋うたメドレー」と題してゴスペラーズとのコラボを披露した。

恋うたメドレーは、「ドライフラワー」をゴス兄さんが歌い、「マリーゴールド」をリトグリが歌い、
最後に「pretender」を両グループ一緒に歌った。

非常に面白い、そして、相当に質の高いコラボだった。Mステスタッフに感謝したい。

さすがゴス&リトグリ! 本当に素晴らしかった。

まず3曲とも原曲キー通りなのが潔い。
ドライフラワー 原曲キー通りG
マリーゴールド 原曲キー通りD
pretender            原曲キー通りA♭


ゴス兄さんのドライフラワーについてはここでは語らないが、さすがのコーラスワークを見せてくれた。今さらではあるが一人ひとりの基礎力がしっかりしている。
そしてベースの低音からファルセットの高音までがひとつに溶け込むようなハーモニーがとても心地よい。
個とチームの両方が素晴らしい。
できれば北山さんがリトグリに入ってくれることを祈る笑笑。


さて、我らがリトグリちゃん。
まずはマリーゴールド。
TAKさんのギター、オクターブのスライドの後、
いきなりコーラスのイントロ。

おー、ハーモニーがいい、
今日はいいぞー、……の予感。


かれんリード
♪風の強さがちょっと〜

実はこの日の最初に歌った「君といれば」でかれんとアサヒが上ずっていたのが少し気なっていた。
(音がはずれているわけではなく、例えば同じ"ド"でも、人がドと感じられる範囲の中での高めのド。この2人は高めが多い。  伝わるかなあ💦    )

ここの出だし、一瞬だけそのような感じがあったが、すぐに戻った。ヨシ。
次のMAYUリードの時のコーラス! とてもいいねー。 一体感。
アサヒのリードは可愛い。アサヒが歌うと"希望の光"という歌詞が活きてくる。この笑顔はズルい。
manakaリードを経てサビへ。


♪麦わらの〜
 いやー、ここのアサヒ、MAYU、manaka3人のハモが素晴らしい。

厚みがあって正確、いや正確だから厚みにつながる。
さらにここにかれんがソフトにファルセットを被せてくるこのハーモニーは絶品だ。
ごはん3杯イケますね。

この後、manakaのリードというかソロに。
厚みのあるコーラスの後にmanaka1人になるので余計にmanakaの声の良さが浮き立つ。
ガツンと行くメロディではないが、中低音の域のmanakaの良さが出ている。
最後の♪離さなーい の箇所はいいねえ。
芯が通っている。 やはり声の天才だ。




さあ、そしてそしてpretenderだ。


ご存知のとおり髭ダンさんの声、キーはめっぽう高いのだ。しかし、原曲キーで挑んだゴス兄さんたち、負けてないなあ。というかむしろ余裕すら感じる。

一方女性からすると低すぎる箇所もあるが、そこは音域モンスターのかれん様!しっかりと歌いますよー。


♪君とのラブストーリー〜
いやいや、酒井さん、大人の余裕。うまいなあ。

♪感情のないアイムソーリー 〜
はい、かれんさん素晴らしい。

♪君とのロマンスは人生柄 
かれんのどっしりとした低音にかぶせる
アサヒのオクターブ上のファルセットがいい。
ピッチが正確だし、前に出過ぎない音量バランス。


♪続きはしないことを知った
かれんの低音、やはりいい。
最後の♪知った の"しぶとさ"はかれんならでは。

manakaの3度上ハモ。
manakaはリードに加えてハモがさらにうまくなったのではないか?
ここも、これ見よがしのハモでなくかすかに聴こえるハモ。品が良い。



♪もっと違う設定で〜
ここから雰囲気が変わる。
ギターのカッティングの勢いもあるが、それよりも
村上さんのインパクトを出したリードとリトグリのキレのあるコーラスでこのノリを作り出している。
いやあ、見事だ。 
何でもないような所だが、実は見事に空気を変えている。
アレンジャーの要求に歌い手がきちんと応えている。


♪選べたらよかった〜
かれんのハモ、オシャレー!
この中の「らべたら」の 部分。音階が上から降りてくるのだが、村上さんの降りてくる角度とかれんの降りてくる角度が平行ではなく違うのだ。
かれんが微妙な半音を使っての下りで味を出している。
いや、素晴らしい。きゃれーん!
ここでもご飯3杯はイケる。


♪もっと違う性格で〜
manakaの何と男前な声だ。
中低音のmanakaの「凄み」が存分にはっきされている。

♪愛を伝えられたらいいなー♪
ウギャー、manakaだ。 
今日のMVPは彼女かもしれない。
ここでもご飯3杯イケるぞ。


♪グッバイ 君の運命の〜
黒沢さん、高い、上手い。

というか、前部のmanakaのリードの最後のバックコーラスの盛り上げからのサビへの突入、素晴らしいアレンジです圭介さん!

ここからクライマックス。
怒涛のコーラスワークが素晴らし過ぎる。
一人一人は音量を抑えてはいるが、9人の厚み!



♪グッバイ それじゃ僕にとって君はなに〜
かれんリード、最高。

ここも前部からのつなぎの工夫。
黒沢さんリードの最後
♪甘いな いやいや  の「いやいや」でのコーラスが半音上がる感(ディミニッシュ感)で盛り上げ、次のかれんの グッバイ につなげている。

いやあ、それにしてもかれん、強い。

♪答えはわからない わかりたくもないのさ 
辺りのコーラスも素晴らしい。 
ファルセットでキレイに被せているのはアサヒか?

更に♪たったひとつ で突然ユニゾン。
からの
♪確かなことが  で複雑な下りを混ぜ込むあたりもイキだ。 敢えてユニゾンにしてからの分かれ道。
ご飯3杯!

この直後に ♪君は綺麗だ は黒沢さんとかれんのユニゾン。このユニゾンはラストへの布石だ。

♪それもこれもロマンスの〜 
ゴス兄さんたちのコーラスが効いてるなあ。
北山さーん。

ラスト
♪君は綺麗だー
黒沢さんの主旋律に3度上ハモをファルセットでフワッと柔らかく乗せたかれん。
秀逸です。
先程はユニゾンで今度は3度ハモ。

ユニゾンで終わる終わり方もあるが、ハモで終わるのもまた良い。
ここでもご飯3杯。



いやー、今回は久しぶりに極上のハーモニーを堪能させていただいた。
あらためてスタッフさんと圭介さんに感謝しかない。

おかげ様でご飯食べすぎました…


もう、コラボアルバム出すしかないんじゃないですか?  ゴスグリ?