私らしく生きてみたい
Let's Grooooove!!!!! Monster Live on 2017.9.18バージョン
次のお題は
「私らしく生きてみたい」でお願いします。
というリクエストを頂いた。
それも
「Let's Grooooove !!!!! Monster Live on 2017.9.18」のバージョンでお願いできますか?
という非常にマニアックなご要望だ。
こういうマニアックなご要望は私も嬉しい。
と同時に、正直これは難しいお題だった。
まず、
オリジナルのシングルバージョンをあらためてじっくりと聞き直した。
オリジナルシングルバージョンはまだ6人の頃なので当然、麻珠も歌っている。
で、6人の歌割りを確認した。
次に今回の対象である"Live on 2017.9.18バージョン"についあらためてじっくりと観直し、全体的なアレンジにおいてオリジナルシングルと何が違っているか、確認した。
もちろん5人になって麻珠パート(特にリード)を誰が歌っているかも確認した。
また、参考としてGRADATIONバージョンをあらためて聴き直し、このLive on 2017.9.18 とメンバーの歌割りは同じことを確認した。
ということで、いつものように曲のブロックごとに感想を並べていく。
「私らしく生きてみたい
Let's Grooooove !!!!! Monster Live on 2017.9.18
バージョン」感想
リードのメンバー名と小節数(◯で囲った数字)を記載する。
■イントロ
セクシーなギターとキーボード。8小節。
と、いきなり派手にシンセサイザーが鳴り、1小節ごとに1拍めで伴奏がインパクトを出す。
それと同時にメンバーが各々ポーズを決める。
このライブを生で観た私は、というか誰しもが思った。
カッコいい。何が始まるのだ? 何の曲だ?
もしや、あれかな?
当然だが、このイントロはオリジナルシングルバージョンにはない。ライブ用に仕立てたアレンジだ。
さあ、ショータイムの始まりだ。
■サビB(仮)
♪なりたいー、自分になってー♪ ma ⑧
イントロで「私らしくなりたい」の予感はしたが、♪なりたいー♪ でやはりそうか、となる。
それにしてもかっこいい導入部だ。
manakaリードのこの8小節は 何メロ というのかわからない。いわゆるAメロでもサビでもないのだ。
曲の 初め、Cメロ後、終わり、と同じフレーズが3回登場する。
このフレーズは短いが、派手さ、アピール度の高さから言ってサビっぽいので"サビB"と勝手に呼んでおこう。
1番
■Aメロ
♪後悔はしたくない〜 芹 ⑧
♪空気読め過ぎたら〜 ma ⑧
あらためてこの曲を聴くとリズムが単純な表ノリではないことを今更ながら感じる。
例えば♪後悔は〜 や ♪空気〜 の出だし。
4拍子の1拍め頭から入るのではなく、1拍めと2拍めの間(1拍めの裏)から入る。
また、♪ものわかりい「いひと」にずっと♪
の「いひと」は1.5拍め、2.5拍め、3.5拍めというふうに裏リズムが続く。
ここだけでなく、この曲全面的にリズムの面白さが敷き詰められている。
だから、例えば素人がカラオケで歌うとノリとかグルーヴ感を出すのは難しいんだろうなあ。
■Bメロ
♪かわいい〜 ア ④
♪自分らしく〜 麻→芹 ⑥
アサヒ、芹奈、ともにそれぞれの歌詞がピッタリの人選だ。 ここは絶対アサヒであり芹奈である、と納得する。
ここの芹奈のパートは元々は麻珠パートだ。
替わっても質は落ちない。芹奈だもの。
■サビA
♪いま胸が 絶賛〜 ma ⑧
♪感じてる絶賛〜 麻→ア ⑧
manakaのリード、出だしが素晴らしい。
このmanakaリードの途中で、
芹奈、かれん組の ♪Pa Pa Pow-wa♪ と
MAYU、アサヒ組の ♪Wee Woo ♪ のコーラスの
絶妙なコンビネーションがリトグリらしい。
♪感じてる〜はオリジナルでは麻珠パートだが、
アサヒがしっかりとカバーしている。
♪新しい♪の "し" のアクセントの付け方、わずかに裏返る歌い方がアサヒらしくて良い。
最後の♪笑ったーー は麻珠の方がより長く延ばすかな。
どちらの個性も素晴らしい。
■間奏 ma ⑧
途中、manaka ♪Wow yeahーのハイトーンが
完全に上がり切っていないところが逆に良い😍
かわいいかも。
2番
■Aメロ
♪ルールなんか〜 か ⑧
1番 Aメロが⑧+⑧で16小節だったのに対し、2番は8小節のみ。
満を持して、かれんリード。
何というか…余裕たっぷり。 安心できる。
■Bメロ
♪鏡で〜 MA ④
♪自信もない ma ⑥
MAYUリードは高音部も上がり切っており、良い。♪隠していても♪と歌い切った後の首をむかって左に振るポーズが男前でカッコいい😍
■サビ A
♪いま胸が絶賛〜 芹 ⑧
♪鮮やかに絶賛〜 麻→ア ⑧+①
この芹奈のリードは凄みがある。
何という発声だ…
前のmanakaの通る声に引きずられるかのごとく
いや、その上を行く迫力。のどでなく腹筋をギュッとしめて思い切り絞り出すような凄み。
途中の♪Pa Pa Pow-wa♪のコーラスは今度はかれんとmanaka。
1番ではこのコーラスは芹かれコンビだったが、芹奈がリードを取っているので、そこをmanakaが埋める。さすがのコンビネーション。
かれmanaが2人でアイコンタクトを取りながら楽しそうにハモる姿が実に微笑ましい。
♪Wee Woo ♪は1番と変わらずMAYUアサヒ組。
■Cメロ(というのか?)〜ダンスパート
当然だが、このパートもオリジナルシングルバージョンにはない。
♪失敗する心配して〜
ここからがこの曲のSHOWとしての"見せ場"だ。
ここはラップでメンバーが短いフレーズでどんどん入れ替わる。
か→MA→芹→ア→ma このリレーが小気味良い。
で、ダンスタイムだ。
ギターのキレのあるカッティングをバックに
4小節 x 6回 計45秒間のダンスタイム。
4回目にはドラムの"回し"と共にかれんのハイキックが見事に決まる。
カッコいいねー。
恐らく初めてリトグリのライブを見た人は驚くはずだ。TV番組ではそれほど踊るイメージがないので。
■サビB
♪なりたいー、自分になって〜♪ ma ⑧
ここで2回目のサビB。
BJさんのチョッパーベースも踊っている。
‼︎ ‼︎ ‼︎ 45秒間も全力でダンスした直後にもかかわらず、全くピッチにもリズムにも乱れがない。
何ということだ。
私なら酸素吸入が必要なところだ😱
若いって素晴らしい。
もちろん、若いだけではなく練習の賜物であることは言うまでもない。
■B'メロ (Bメロ変形)
♪やさしい〜 ma ④
♪大丈夫〜 麻→ma ④
♪ループする〜 芹 ④
manakaが安定している。これだけ体を動かすと歌も雑になりがちだが、ファルセットも丁寧にこなしている。
■サビA
♪いま胸が絶賛〜 か ⑧
♪感じてる絶賛〜 ma ⑧
かれんがリードを取るので、ここの♪Pa Pa Pow-wa♪のコーラスは今度は芹奈とmanaka。
1番、2番 この繰り返し、と
芹かれmanaのトライアングルでリードとコーラスをうまいコンビネーションでクルクルと回している。
そして♪Wee Woo ♪ はMAYUアサヒ組で固定。
■サビB
♪なりたいー、自分になって〜
出た。3回目のサビB。
"終わり感"を醸し出すために出だしのメロディラインがこれまでのサビBとは違う。
コード進行は同じ。
ここで最後の見せ場がある。
最後の仕上げのフェイクだ。
オリジナルはフェイクのプロ麻珠だが、これはアサヒ。
アサヒ、やるやる。やるねえ。
5人になってから、好きだ。でそのフェイク能力を示したアサヒは、その後もちょくちょく高音のフェイクを任されている。
SPINの落ちサビ後の高音フェイク、白い恋人達の高音フェイクはどちらも絶品だ。
ということでつらつらと感想を述べてきた。
この曲は、当時では数少ないマイナー(短調)曲としてそれまでの曲調とは違った形で登場、またメンバーがそれぞれのメンバーカラーのウィッグをつけた斬新なジャケット、MVでの登場だったこともあり衝撃的であった。
その後、ライブ映えするのでライブでも重用されてきた曲である。
また横浜アリーナでは一転、ボサノバ調のアコスティック曲に生まれ変わっている。
まさに変幻自在でSHOWのための曲となっている。
このアルバムが発表された頃のハモれでぃおだっただろうか?
芹奈が今一番好きな曲、と言っていたことを思い出す。(記憶があやふや)
常に挑戦し続けた彼女たちが、自分史上最高の自分を手に入れた、あるいは、いつかそうなる事を決意した曲なのかもしれない。