奏 ミュージックフェア


リトグリは6月15日のミュージックフェアに出演し、スキマスイッチさん、山崎育三郎さんとのコラボで「奏」を歌った。


言わずと知れたスキマスイッチさんの名曲中の名曲。私も好きな歌だ。





奏 を歌うことは前もって知らされていた。

男性アーティストと一緒に、その男性アーティストの持ち歌を歌うということは

キーを相手に合わせる、つまり原曲キーで歌う、ということでもある。


まさか、リトグリの部分だけを得意な音域のキーに転調して、歌い終わったらまた転調して戻すわけにはいかない。

それではメロディとメロディがつながらずに曲が台無しになる。





「スキマスイッチ大橋さんも育三郎さんも、男性の中ではかなりキーが高い。

これまで何度かあったように、キーが低すぎて苦労することはないんじゃないか?」

とおぼろげながら、無責任に思っていた。


でも

考えてみたら、やはりキーの高いコブクロさんとの「桜🌸」のコラボの時ですらキーに苦しめられた。男性と同じオクターブで歌うと低すぎるし、オクターブ上だと地声であれば音量が出過ぎて曲の雰囲気が台無しになってしまう。また、主役を消してしまう。


さあ、果たして今回はどうだろう?




結果、キーは何とか歌える音域で歌えたのではないか。


出演者のキーを考慮したアレンジだった。

さすがミュージックフェアさん!

ありがとう😊




キーはB♭(シ♭)


*1番、育三郎さんと大橋さんのAメロ、Bメロ、サビのやり取りの後、


*2番をスキップし、


*Cメロでリトグリの出番がやってくる。



Cメロは、A/Bメロやサビより平均的に音階の高いブロックであり、ここがリトグリに割り当てられている。

このアレンジはありがたかった!





[Cメロ リードかれんの部分]


♪「と」つぜんふ「いに」なりひびくベルのオ「トあ」せるぼく 解ける手 はなれて「く」き「み」


「」の部分が低い音階の部分。


「と」「いに」「く」「み」はキーと同じ高さのB♭(シ♭)

一番低いのは「トあ」でキーより半音下のA(ラ)である。


まあ、ザックリ言うと「恋を焦らず」の

Aメロ出だし 

♪君の彼女なんかになれたらきっと〜

くらいか、それより少し高いくらいの音域だ。音域の広いかれんにとっては簡単だ。

ピッチを取れている。


[Cメロ リード芹奈の部分]

♪夢中で呼び止めて

  抱きしめたん「だーああー」

(以下省略)


「」の最低音はやはりB♭(シ♭)

かれんとほぼ同じ音域の広さを持つ芹奈にとっても簡単だ。ちゃんと芹奈らしくピッチを保ってエモーショナルに歌っている。



[サビ]


♪君が僕の前に現れた日から〜

大橋さん、育三郎さんにMAYUが3度上をハモる。ハモり名人のMAYUはかすかに自分の声を残し、リードを引き立てている。その音量調節は絶妙だ。



♪朝も光も涙も歌う声も〜

育三郎さんのリードに今度はアサヒが3度上をハモる。 アサヒもハモに関しては抜群のテクニックを持っている。

MAYUが自分の声をかすかに残したのに対してアサヒのこの部分は自分のハモを少し主張しており、メロディラインがわかるレベル。


どちらが良いのかは好みが分かれるところかもしれない。



さらにサビの繰り返しが続く。



♪ 抑えきれない思いをこの声に乗せて

  遠く君の街へ届けよう〜


manakaのリードにリトグリメンバーがハモる。


と、‼️  

♪思いをー

♪届けようー

というアサヒの追っかけ! 艶とハリ。キレイな伸び。ピッチ。

アサヒ、いいじゃないか‼️

この曲一番の聴かせどころだ。


最近のアサヒは

リード、ハモ、転調のつなぎ、ハイトーン、とオールマイティの活躍だ。

(後は低音だけだ)yeah

もはやエース級である。



そして終盤。

ここはMAYUはじめ 美しいウーアーコーラスで主役を盛り上げる。

共演した大橋さん、育三郎さんも気持ちよかったのではないかな。



ということで、名曲の 奏 を見事に歌いきった。実力派のアーティストと組んでも何の遜色もない。


むしろ、人気&実力も兼ね備えたのリトグリとのコラボであれば興行的にも音楽的にも

嬉しいはずである。





それにしてもアサヒの高音、MAYUのハモ、は気持ちがいい😍  

サッカーで言うと、素晴らしいミッドフィールダーなのかもしれない。


















ご参考に歌詞を付けておきます。

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改札の前 つなぐ手と手

いつものざわめき 新しい風

明るく見送るはずだったのに

うまく笑えずに君を見ていた


君が大人になってくその季節が

悲しい歌で溢れないように

最後に何か君に伝えたくて

「さよなら」に代わる言葉を僕は探してた


君の手を引くその役目が

僕の使命だなんて そう思ってた

だけど今わかったんだ 僕らならもう

重ねた日々が ほら 導いてくれる


君が大人になってくその時間が

降り積もる間に僕も変わってく

たとえばそこにこんな歌があれば

ふたりはいつもどんな時もつながっていける


突然ふいに鳴り響くベルの音

焦る僕 解ける手 離れてく君

夢中で呼び止めて抱きしめたんだ

君がどこに行ったって僕の声で守るよ


君が僕の前に現れた日から 

何もかもが違くみえたんだ

朝も光も涙も歌う声も

君が輝きをくれたんだ

抑えきれない思いをこの声に乗せて

遠く君の街へ届けよう

たとえばそれがこんな歌だったら

僕らは何処にいたとしてもつながっていける