君に届くまで フルバージョン




君に届くまで のフルバージョンのMVを観た。

MVとしては最高の出来だ。

ガオラーや一般から募集した写真を含む1万枚の写真とともに銀色と白の世界の中で歌う(流れる)君に届くまで は感動する。




この曲については

4/7の 「14th single 君に届くまで」で1番のみについて書いた。

フルバージョンについても書いておきたい。




まずは全体の構成から。

4/7の記事ではこの曲の構成について

次のように書いた。


= = = = = = = = = = = = = =

1番だけであるが構成は以下。


(キーはE)

Aメロ  manaka

Bメロ  アサヒ

Cメロ   かれん


(サビで1音上げてF♯に転調)

サビ1     前半芹奈     後半manaka

サビ2     前半かれん   後半アサヒ

= = = = = = = = = = = = = =


フルバージョンではこの歌割りが変わっている。


というか、構成も違って冒頭にホントのAメロが加わった。

加わったというのは変で、元々そういう曲だがMIXのエンディングでは"尺"に収めるためにAメロ(の一部)をカットした、というのが正しいのだろう。





フルバージョンの構成はこうだ。

(カッコの中はリードボーカルと小節数)


■1番

★キーはE

Aメロ ♪制服でいつも歩いてた〜(か 8)


A'メロ♪いつだって追いかけて〜(ma 8)


Bメロ ♪なぜか素直でいることが〜(ア 8)


Cメロ ♪どこに隠したのかも〜(か 6)


★キーはEのまま

サビ1前半♪すれ違う想い〜(ma 2) 

    後半♪いびつな心も〜(芹 2)


サビ2前半♪乱反射を繰り返して〜(か 2)

     後半♪一縷の光君に届け〜(か 2)


■2番

★キーはEのまま

Aメロ ♪足元のボール拾い上げて〜(MA 8)


Bメロ ♪胸の真っ直ぐな気持ちを〜(芹 8)


Cメロ ♪なぜか意識しすぎて〜 (ma 6)


★キーはEのまま

サビ2前半♪高架線の上〜     (か 2) 

   後半♪もし私が変われるなら〜(か 2)


■Dメロ挿入

Dメロ ♪失えないものを〜  (芹 12)

★ここの終わりでキーは1音上げてF♯に転調



■サビ〜Ending

★キーはここ以降最後までずっとF♯のまま


サビ1前半♪すれ違う想い〜(ア 4) 

    後半♪乱反射を繰り返して〜(ma 4)


サビ2前半♪吹き抜ける風に〜(か 4)

     後半♪目を閉じれば〜(芹 4+α)


♪明日へ飛び立て    (全)

 ラ ラーラ ラーラ ラーラー  (全)

 ラ ラーラ ラーラ ラーラー  (全)

 ラー     ラー   ラー    wooー(全)





フルバージョンを聴いてまず感じたのは、

芹奈の歌声の美しさだ。素晴らしい。

もはや一流のボーカルの域にある。


1番については前に簡単にふれたので、例えば2番のBメロの芹奈。いつも以上に丁寧に歌っている。まるで五線譜の上に音符をひとつひとつ確かめながら置いていくように丁寧に歌っている。うまい!


それから何といっても芹奈の持ち味のひとつである高音のロングトーン。

Dメロ最後の転調前後のロングトーン、

サビ最後の♪翼に変えてーのロングトーン

は本当に素晴らしい。うまい!



アサヒの高音も艶があってキレイ。

音量も十分。

自信たっぷりのキラキラトーン🤩

これも本当に素晴らしく、一瞬、芹奈?と思うシーンもある。


MAYUはの美コーラス、美ハモ、

かれんの安定は相変わらず。

いつもごっつぁんです🙏


そしてmanaka。

やはりいつも以上に丁寧に歌っているように感じる。

2番Cメロの♪笑うなら笑ってよー の箇所は

丁寧な上に昔のワイルドさがわずかに見える。

いいなぁ。この箇所のmanaka好き😻



最後、サビの繰り返しの後のエンディングの♪ラ ラーラ〜の部分。

名付けて  "16小節のlalala" 。

音楽って楽しい、ハーモニーって素晴らしい、と実感できる私の大大大好きなパート

です。



しかし、

4/7の 「14th single 君に届くまで」

でも述べたようにこの歌は

"聴くは易し。歌うは難し" だ。

音階に高低差があり、音程を取るのは容易ではない。(箇所が多い)


ライブに注目したい。

特にmanaka。正確な音程を取れるか?

高音はフラットしないか?

この曲をこなせればさらにレベルが上がる気がします。頑張って欲しい。



以上が勝手な感想だ。


モータウンサウンドには程遠いポップ調。

水野さんにしてはシンプルでない非常に凝った作りとなっている。

1回聴いてスーッと頭と心に入ってくる曲ではない。

が、良い曲には違いない。


なじむまで聴きこむと更に良い曲になるのだろうか?

令和の幕開けの1曲として大いに期待したい。







以下、歌詞を載せておきます。


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制服でいつも歩いていた 河川敷ひとり寝転んだ

あの頃から少しくらいは いま大人になれているかな


いつだって追いかけてばかり 熱い夢や甘い恋の

後ろ姿しか見えなくて いつも不安で


なぜか素直でいることが

子供みたいに思えて

本当の気持ちを隠した 悪い癖でしょ

どこに隠したのかも 忘れそう

笑うなら 笑ってよ


すれ違う想い 太陽が照らす

いびつな心も輝けるように

乱反射を 繰り返して 一縷の光 君に届け

吹き抜ける風に あたらしい私

ほどいたばかりの 髪をなびかせて

目を閉じれば 見える世界

広げた腕を 翼に変えて


足元のボール拾い上げて

笑顔で投げ返したけど

走って来た少年の頭上

彼方に消えた


胸の真っ直ぐな気持ちを

どこに投げたらいいのか

本当はいつでも分かってる なのに届かない

なぜか意識しすぎて ぎこちない

笑うなら 笑ってよ


高架線の上 電車が過ぎてく

あの頃の私 乗せて連れ去って

もし私が 変われるなら

今日の気がして 空を見上げた


失えないものを 胸の奥 思い浮かぶままに

数えていた 君が何度も 浮かんで来る Ah


すれ違う想い 太陽が照らす

いびつな心も 輝けるように

乱反射を 繰り返して 一縷の光 君に届け

吹き抜ける風に あたらしい私

ほどいたばかりの 髪をなびかせて

目を閉じれば 見える世界

広げた腕を 翼に変えて

明日へ 飛び立て



以上