14th Single 君に届くまで

さて、難しい曲が来たぞ。

毎週土曜日のアニメゴールデンタイム17:30～18:00に放映される MIX のエンディング曲である「君に届くまで」のことだ。

リトグリの14th Singleとなる。

フルで公開されていないのでまだ1番しか聴いていないが、その範囲で簡単に触れておきたい。

まず第一印象。歌うのに難しい曲だ。

スーッと入ってくるようなわかりやすいメロディラインではなく、音階が高低差があり飛んでいるので覚えるのも簡単ではない。

しかし良い歌だ。半分切なくて半分爽やか。

1番だけであるが構成は以下。

(キーはE)

Aメロ manaka

Bメロアサヒ

Cメロかれん

(サビで1音上げてF♯に転調)

サビ1 前半芹奈後半manaka

サビ2 前半かれん後半アサヒ

ひとつひとつ触れて行こう。

〈Aメロ manakaパート〉

♪いつだって追いかけてばかり

熱い夢や甘い恋の♪

「て追」や「や甘」の音階が飛んでいるので歌うのがとても難しい。

※音階が飛ぶとは、ドレミやソファミみたいに音階連なって上下するのでなく、ミから上のドにいきなり飛んだりするようなメロディの暴れを言ってます。隣り合う音階に高低差がある、という意味です。

このAメロ、manakaはライブでハズさないで歌いきれるだろうか？ちょっと心配な親心😓

〈Bメロアサヒパート〉

Aメロに比べると高低差は少ないが、例えば「ほんとの」の箇所などは正確な音程がとりにくい。

〈Cメロかれんパート〉

♪どこに隠したのかも♪

瞬間的に、お？転調？とも思える難しいフレーズだがちゃんとキーEの範囲でした。

Bメロの終わりからここにポンと飛ぶのは慣れる必要がある。つなぎの高低差がある。

もちろん、かれんにしてみればお茶の子さいさいで、かんたに繋いでいるが。

〈サビ1 前半芹奈パート〉

さあ来た。いきなり転調での入り。

これは難しい。またパート最後の

♪かがや「け」るように♪ は地声の高音が素晴らしい。さすが芹奈だ。

中でも「け」の箇所は、この曲の最高音 hi D♯ だ。(highというオクターブのレ♯)

このブログの "芹" の中にも書いたが彼女は

hiG♯までは地声で出せるので、hiD♯は彼女にとってはやはりお茶の子さいさいだ。

〈サビ1 後半 manakaパート〉

また難しいパートだよ。

♪乱反射を♪ の乱はhi C♯という高音。

(highというオクターブのド♯)

これもよく書いているが、最近のmanakaは高音を(シャウト気味にボリュームを上げて)必死に歌うのでなく、ボリュームを抑えた大人の発声でこなしていく。ここもまさにそうだ。

しかし、うなり、コブシ、に逃げないという点では評価できる。

で、♪君に届け ♪ だ。

ものすごい高低差‼️

「き」→「み」

1オクターブ+1音の音階飛び‼️

(ド♯ → 1オクターブ上のレ♯ )

レ♯= hiD♯ は芹奈が地声で出したのに対しmanakaはファルセットで抑えている。

これは難しいよ。

スタッフはmanakaに試練を与えているのか？

ここもライブが心配の親心😍

〈サビ2 前半かれんパート〉

♪吹き抜ける ♪

ここはmanakaの♪乱反射♪と同じ音階の箇所だが、かれんなので余裕のよっちゃんでhi C♯を出している。

♪なびかせて ♪

ここは芹奈の♪かがやけるように♪と同じ音階の箇所。

"最高音hiD♯" は芹奈同様にかれんにとっても余裕で出せる音階であるが、ここはファルセットで抑えている。

"髪をなびかせて " というフレーズだからソフトな女性らしい表現にしているのだ。

最近、表現が大人になって来てるなあ。

〈サビ1 後半アサヒパート〉

♪目を閉じれば♪

かれんの後をきれいに引き継いだアサヒの実に

伸びやかな高音が心地よい。

この箇所のhi C♯も余裕すら感じる。

ラストの

♪ツバ「サ」にかえ「て～」

「て～」もhi C♯。聴いてて気持ちいい～🤩

あれ？ここは芹奈？とも思ったがツバサからのつながりでアサヒだろう。素晴らしい

しかしマニアックな私はその前のツバサの「サ」

が好きだ。ひと昔前のアサヒならこの「サ」は

息をブレンドさせて"抜き"に逃げる箇所だ。

しかしこれは声100%！

こういうところに最近のアサヒの自信が現れているように感じてしまう。

〈最後に〉

最後に歌詞をきちんと並べておきます。

〈Aメロ 8小説 manaka〉

いつだって　追いかけてばかり

熱い夢や甘い恋の

後ろ姿しか見えなくて

いつも不安で

〈Bメロ 8小説アサヒ〉

なぜか素直でいることが

子供みたいに思えて

本当の気持を隠した

悪い癖でしょ

〈Cメロ 6小説かれん〉

どこに隠したのかも　忘れそう

笑うなら　笑ってよ

〈サビ1 前半4小説芹奈〉

すれ違う想い　太陽が照らす

いびつな心も　輝けるように

〈サビ1 後半4小説 manaka〉

乱反射を　繰り返して

一縷の光　君に届け

〈サビ2 前半4小説かれん〉

吹き抜ける風に　あたらしい私

ほどいたばかりの　髪をなびかせて

〈サビ2 後半4小説アサヒ〉

目を閉じれば　見える世界

広げた腕を　翼に変えて

★結論

君に届くまで

切なく爽やかで良い歌。しかしライブが心配。

シロウトがカラオケで歌いこなすのは相当難しい。