「君のこと」からの 「明日へ」
4th アルバムFLAVAのリリースが近づいてきた。
この8曲目に収録されている「君のこと」。
公式HPでは
"本間昭光さんにプロデュースしていただいた新曲「君のこと」"……と紹介されている。
本間昭光さんのTwitterでは
"Little Glee Monster さんの4thアルバム収録「君のこと」を作曲プロデュースしました😉
シンプルでとても素敵な楽曲に仕上がってます。ちょっと複雑めなコーラスワークだったのですが、難なくこなしてしまう彼女たちに驚きです。是非ともお聴きください!"
と紹介されている。嬉しいコメントではないか! で……本間昭光さんって?聞き覚えがあるぞ? うーん、
あ! Sound Inn "S" にリトグリ が出演した時にアレンジしてくれた方だ!
ということで録画の Sound Inn "S" をもう一度観た。
3人のプロデューサーがそれぞれアレンジした3曲をリトグリ がフルコーラスで歌うという貴重な番組だ。その3曲目が本間昭光さんアレンジによる「明日へ」だった。
今、見返しても素晴らしい。ボレロ風のイントロから始まる 明日へ は、いつもより少し荘厳で気高い香りのする曲に仕上がっていた。
歌の前に 明日へ についてmanakaの解説がある。
麻珠が卒業して5人になった時の不安な気持ちを自分たちの言葉で綴った、と。そしてこの曲でようやく立ち直ることができ、ひとつの方向に5人が向かえた、と。
何だか泣けた。
たまたま、その頃の雑誌か何かの記事をコピーしてあったので紹介しておく。
「最初の頃は正直何回も悩んだりしました」
「5人になってからはやたらと大きな壁にぶち当たってそれを一つひとつ乗り越えてこれたからもう怖いものはなくて」
「すごい不安やったんですよ。怖かったし」
「duoでのライブでは目の奥が揺れてる感じがあって」
ガオラーも落ち込んだし、中でも麻珠ラーさんは今でも落ち込みつづけている方もいる。
しかし、当たり前だがメンバー自体が一番落ち込み、悩み、迷ったのだ、とあらためて感じた。
悩み悲しんでる時に綴った歌詞を、悩みや悲しみを乗り越えた強さとともに歌う 「明日へ」。
名曲です。
さてさて、
明日へ はまっすぐな歌なのでまっすぐに作ってあるかとおもいきや、意外にも転調が連続する複雑な構成でした。
以下に転調によるキーの動きをまとめます。
(右側はキーを表す)
サビ(超えるよ~ :キーはD
Aメロ(大切な~ : 半音上げD#に転調
Bメロ (乾くのどに~ :F#に転調
サビ (超えるよ~) :D#に転調
Aメロ(まっすぐな~ :引続きD#
Bメロ (揺らいで~ :F#に転調
サビ(願った明日は~ :D#に転調
Cメロ (ボロボロの~ :D#mに転調
落ちサビ (超えるよ~ :D#に転調
サビ(正しさなんて~):半音上げEに転調