かれん


リトグリの学級委員長かれんの話をしたい。 

彼女は何をやらせてもきれいにやってのける。

歌、ハモ、ダンス、楽器、字、絵、MC、受け応え、そしてトランポリン笑。


彼女の歌声の特徴は声が尖っているところだ。

いわゆる太い声ではなく細くて尖っている。

太い声だと音程がわずかに(ホンのわずかに)ずれても声の太さでごまかされてしまうのだが、細い声はそうはいかない。音程のズレが目立ってしまう。

しかししかし、かれんの場合は音程のど真ん中を突いてくる。

 私の勝手な理論だが、音階には幅があると思う。例えば 、"hiA、つまりhiというオクターブのラ"なら440Hzと決まっている。でも人が聴いてラと感じる幅がある。数Hz上下してもラと感じるだろう。 

因みにラ♭は415Hz、ラ#は466Hzである。


リトグリメンバーで言うならmanaka、MAYUは数Hz下を出す傾向にある。特にmanakaはフラット気味。芹奈は力んだ時はやや上。あさひはほぼ下だが、たまに上も出す。

しかし学級委員長かれんはほぼ440Hzのど真ん中を出してくる。しかもビブラートもかけずに伸ばすことができる。先日のブログ「ビブラート」でも触れたが、幸せのかけら のラストではレーザービームのような唱法で見事に歌い上げている。 

声が細くて尖っていても、かれんだから、かれんのど真ん中ストライクだから聴けるのだ。


さらに特技がある。リズム感だ。

かれんは音符にリズムを乗せてくる。

だからかれんの歌はたまにスローに聴こえるのだが、これは落ち着いているだけで、キッチリ、キッチリと乗せてくるのだ。

たとえハイテンポの曲でさえ、だ。


さらにアカペラや、ちょっと歌って、て言われて一節歌う時は、必ずかれんのカウントから始まる。このカウントが絶妙なのだ。

速さが的確。

おそらくどんな曲でも瞬時に頭でイメージして、そのイメージのままカウントしているのだろう。 瞬時ですよ、瞬時!

ドラムをやったことのある人はわかると思うが、始めのカウントは実は難しい。このカウントのリズムのとおりに曲を演奏するので曲の雰囲気を左右するのだ。速すぎても遅すぎても曲は台無しになる。

かれんのカウントは完璧なのである。

これが私が彼女を学級委員長と呼ぶ所以である。

いつも、どんな時もリズムと音程でしっかりとクラスを支えているのだ。

かれん、ありがとう😊