Motown Super Medley


「リトグリ の音楽のルーツ、モータウンサウンドにリスペクトを込めて、リトグリ モータウンスーパーメドレー!」とかれんの学級委員のような紹介で始まるこのメドレーは、素晴らしい。


・ライブ感がある。(当たり前かよ!)

・曲が粒ぞろい(私的には)

・アレンジが良い

・15:32という長さとの戦い

・アサヒスパイス


まあ上の2つは置いといて、アレンジが良いのと長い戦い  はこのメドレーの見せどころだ。


冒頭、ホーンセクションに乗せたそれこそモータウン風のコーラスワークから、いきなり聞き慣れた青春フォトクラブのイントロへの展開。そう来たか。キーはA#。また1番の終わりの原さんのギターが"ブギ感"満載でよい。

次の Brand  New Me との繋ぎも原さんのギターのカッティングが小気味良い。 そうか!キーが同じ"キーA#"のBrand  New Meを並べてきたか。これなら転調せずにスッと繋げられる。この曲は短くサビだけを歌い、次のHop Step Jump へと移る。

このつなぎはやはりギターのカッティングの最後でA#→D#へ上げる。  (ここで観客は、えー?ホプステ? 振り覚えてへんし!これ演るなら早う言うてやー、練習したのにー! 急にはむりや!と思ったに違いない。) 

  Hop Step Jump の名所であるかれんとmanakaの ♪Everything will be all right!  ♪の強くてカッコいいハーモニーもビシッと決めた後に、伴奏全員で雪崩のようにキーを下げていき、キーAの Go My Way  に突入する。

  モータウンサウンドそのものの曲で、私も大好き。この辺りで6分過ぎ。そろそろ疲れてきた頃に高音域がずっと続くGo My Wayは相当にこたえると思われる。

さすがに1番だけで次の曲につなぐ。キーボード中心に半音上げてキーはA#でGirls be Freeへ。この名曲も喉を休めてはくれない。

途中で苦しそうな場面もあるが見事にクリアしてくれる。

 さあ、この曲のサビが終わったところでホーンセクションが

♪パーラッ  パラッパッパラッ♪という聴いたことのあるフレーズを奏でる。あっ!書きかけ  やん!  ここで同じキーA#の 書きかけの未来 を持ってきた。なるほどなあ。しかも、どちらかといえば爽やかな青春ソングという印象だったこの曲がモータウンサウンドとなって出てくるあたり、さすがのアレンジとしか言いようがない。この曲の終わりでは先ほどホーンセクションがやったのと同じ

♪パーラッ  パラッパッパラッ♪のフレーズをリトグリ のコーラスでやってくる。ピアノとギターとこのコーラスが絡まるあたりはライブならではのメドレーを十分に堪能できる箇所だ。

ここを過ぎると12分。そろそろ喉もカラダも限界と思いきや、書きかけ を終わらせ、ドラムのリズムで放課後HFが始まる。キーはFに。えー、ここから放課後かい!辛いねえ。

 しかしリトグリ の全メンバーが疲れながらもパワフルなボーカルを繰り出してくる。最後の底力なのか、コブシもいつもより強め。14:20秒あたりからのアカペラコーラス部分も息も上がらずこなして見せた。


アサヒの声がまた良い。いつもの甘えた歌い方でなく迫力満点の歌い方。他のツワモノメンバーに一歩も引けを取らない。

最後の放課後HFの

♪耳をふさいだって~なくなるわけじゃないあいあいあいー♪  の箇所なんかは気持ちが出てて特に良いなあ。💯 


まあ、みんなすごいね。

15:32という長丁場を全力でこなし切るパワーには頭が下がります。若さだけでなくチームの一体感がなせる技だろうと思います。泣けてきます。


夏になって歌え

My  Brand  New  Day

Motown Super Medley


どれも非常に質が高く、

このレコードは間違いなく「買い」です。