季節は入り混じっております。

   たわいなき幸せ灯すいちゐの実
   タイヤにも沈丁花の香入れてやる
   達磨さん転んで秋の日が暮れる
   オリオンの静けさを聴く寒立馬
(かんだちめ)
   ケセラセラ銀杏落ち葉の明るさへ
   風花を容れて鎮もる峡
(かひ)の湖(うみ)
   腕の児は我かもしれぬ雪女
   やはらかに冬ざるる灯や城下町
   雪だるま瞳大きく眠りをり
   囀りや漫
(すず)ろにめくる時刻表