NHK 欲望の経済史 ~日本戦後編~
春先は気温の変動幅が大きくて体調管理には要注意ですね。
日曜日は20℃を超えた水戸も、今日は風が冷たく、明日の朝はマイナス2℃の予報です。
今日は水戸市内で打ち合わせでした。
自宅にいる時間が増えると、録画してたまっていた番組を見ていますが、
「NHK シリーズ 欲望の経済史 ~日本戦後編~」
面白いというか、学び多い番組で、これはおすすめです。
1回30分とコンパクトにまとめてあり、
戦後の日本がどのように変わって来たのかを10年単位で学べます。
全6回のシリーズ
第1回 焼け跡に残った戦時体制 終戦~50s
第2回 奇跡の高度成長の裏で60s
第3回 繁栄の光と陰が交錯する70s
第4回 ジャパン・アズ・ナンバーワンの夢80s
第5回 崩壊 失われた羅針盤90s
最終回 IT化グローバル化 改革の嵐の中で0s
先週末に第3回(70年代)まで放送されました。
このあたりから、僕自身の記憶も重なって来ます。
1970年の大阪万博は水戸から家族で見に行きましたし、
スーパーから砂糖やトイレットペーパーがなくなったこともしっかりと覚えています。
これまで3回を見て、特に印象に残ったのが、
高度経済成長の60年代とは、
「まっとうに働けば、まっとうに稼ぐことができた。
また、まっとうに稼ぎたければ、まっとうに働かなくてはならなかった時代」
それが80年代に入り、後にバブルという時代になると、
「まっとうに働かなくても稼ぐことができてしまった」ことで、
日本はどこかおかしくなっていったのではないか。
70年代のオイルショックで世界各国が超インフレで苦しんでいるときに、
なぜ比較的日本は落ち着いていられたのか。
「インフレの中、日本の労働者の賃金の上昇幅は欧米に比べると緩やかだった。
物価高→賃金上昇→物価高→賃金上昇→会社倒産という最悪のスパイラルにならなかった。
戦後の日本は企業別労働組合。欧米は職種別労働組合。
日本は労使一体となりやすく、会社一丸となり省エネ技術の開発に取り組んだところが多かった」
いよいよ今週末は、「ジャパン・アズ・ナンバーワンの夢80s」となります。
僕自身も大学生から社会人となっていった時代で、
ついこの間のような感覚もあります(苦笑)
未来を考えるためには、過去から学ぶことが必要。
今を知るためにも、過去からの歩みを学ぶことが必要です。
この番組は、特に若い人たちにぜひ見てもらいたいし、
この映像を使って研修や対話をしていきたいと考えています。