もう、出版社のホームページの新刊案内にも掲載されているので、読者の皆様(といっても、ここで初めて私の名前を知った方もいるでしょうが)にご報告させて頂きます。
現在、au公式サイトＹＥＬＬで連載しております『ギャンブルビート～博打代行～』という作品ですが、読者の皆様の応援のおかげで、2012年11月30日(金)に双葉社より全国書店で発売となります。
正式な発表はもう少し先になりますが、ここを見て下さっている方々に先行してご報告させて頂きました。
ちなみに、連載している作品が恐ろしい程に長編である為、当然ながら一冊に収まる訳もなく、今回は四つのエピソードの収録となります。
以下、収録エピソードです。
・未来が見える少女
【ダブル・ナンバー】編
【デッドレスリボルバー】編
・過去と涙と贋者と
【赤短七対】編 書籍用完全書き下ろしエピソード
【スタッド雀ポーカー】編
“初めて読んで頂ける方だけではなく、一度読んでしまった方にも楽しんで頂きたい”というコンセプトの下、担当に我が儘を言って書き下ろしエピソードを書かせて頂いたり、原作と同じ話でも展開が異なっていたり、ロジックが追加されていたり、はたまた決着のつきかた自体が原作と大きく異なっていたりと、様々な場面で原作とは異なる展開をご用意しております。
作者としては、初めて読んで下さる方は勿論の事、一度読んでしまった方に是非とも読んで頂きたい仕上がりになったと思っております。
その証拠に、今回の出版作品では原作の主軸となっている“ミネルヴァ”が出てきません。
そのせいで、恐らく6割くらいは新たに書き直したかと思います。
絶対に買ってくれとは言いません。
ただ、今現在持てる力を全て注がせて頂いたのも間違いではありません。
図書館で借りるのもいいし、友人間で回し読みされるのもいいと思います。
ただ、私は原作とどのように展開が異なるのか、主人公である堂島やヒロインである織谷にどのようなテイストが追加されたのか……その辺りを楽しんで頂きたい。
そう思っております。
それでは簡単ですが、これにてご報告とさせて頂きます。
今後も楽しんで頂ける作品をＹＥＬＬで連載していきたいと思っております。
皆様の生活のほんの数分でも、鬼霧宗作という31歳のオッサンの妄想が入り込めたらとも思っております。
このようなお話を出版社の方から直接頂けたのは、決して私一人の力ではないのは当然で、皆様がいてくれたからこその結果だと思っております。
今後も、皆様に楽しんで頂けるような作品を輩出して参りますので、どうか今後とも鬼霧宗作をよろしくお願いいたします。
