恋人の彼がよく、

「男性は、本来、女性に愛を捧げたい


女性はそれを受け取る

男性は受け取ってもらえると満たされる


満たされた男性がまた女性に愛を捧げる

この循環


マコちゃんは僕の愛を受け取ってくれた初めての人」


と言います



20年前、子どもたちがまだ幼稚園に上がる前、


夫が不倫して、私と離婚したいと言い出しました


「マコちゃんは、僕がいなくてもひとりでやっていけそうだから


でも、彼女は僕がいないとダメなんだ」


と言われたとき、私は腑が煮え繰り返る思いでした


「こんなに小さい子3人を私ひとりで頑張って育てているのに!」


頑張れば頑張るほど生きづらくて、


7年前から心の勉強をして、当時の自分と向き合いました

ひとりで頑張っていて、夫が何かしてくれても、


「そうして欲しいんじゃない!」と受け取らなかったんです


自分から「どうしてほしい」とも言わずに、


夫に察してよと【不機嫌】オーラを出していました

もし私が、夫なりの愛情を受け取っていたら、その頃の夫婦関係は良かったかもしれません


私は言葉に出して、本当はどうしてほしいのかを伝えるようにしました


初めは、「牛乳を買って帰ってほしい」とメールすることから始めました


夫に頼まれたことも、やりたくなければ、「やりたくない」と震えながら顔を見ないで伝えました


ものすごく怖かったんです


今はもう、そんな自分が謎でしかないんですが、


当時は、良妻賢母であるべきといった自分の中で作り上げた架空の檻の中に入っていたんだと思います


実際、言ってみたらなんてこともなく、夫はすんなり応じてくれて、むしろ機嫌が良いくらいでした

次第に、「牛乳買って来ようか?」とか、「何か買い物ない?」と聞いてくるようになり、


今では、夫が食材や生活雑貨の在庫管理をし、スーパーの買い出しも全部やってくれているというありがたいことになっています


当然、私も【ご機嫌】でいられます


それを感じて夫もどんどん満たされていくという循環が起きています


冒頭に恋人の彼が言っていたことと合致します



7年掛けて、私は自分がしてほしいこと、してほしくないことを自分が捉えられるようになって、


それを相手に伝えられるようになって来ました


そして、そうしても大丈夫なんだという体感を自分に経験させてきてあげられました



さらに、自分がしたいこともしたくないこともハッキリしてきたので、自分に軸ができて来ています


とても生きやすいですし、行動に移していける自分のことも好きになってきています



夫とは、男女という間柄のフェーズは終わりましたが、


人としての私へ愛情を注いでくれているのを感じます


私が「不倫」することも認めてくれているほど大きな愛情です


「夫のせいで不幸だ」と言い続ける人生を私は選ばなくてよかったと感じています


本来、男性の愛情は尊いです


深くて大きいです


女性はその愛情を余すことなく、全て受け取って、幸せでないはずがありません


夫も、彼も、本当に素敵な男性です


感謝が溢れてきます