バーテンダーおニョ「うんうん☆BARらしい風景だよね♪」

 

(/ ノε`))「なかなか壮観ですなぁケケケ♪」

 

 
 
奥さんがシングルモルト山崎を飲んだ事が無いというので、ウイスキー魔窟から180ml瓶を発掘してきた。
自分も久しぶりに飲みたかったし。
 
ついでに山崎モルトが関わってそうな開封ボトルも出してきて、味比べと"山崎NAらしさ"をチェックしてみるべぇか…
 
 
〇山崎NA(2019年頃購入)
奥さんには概ね好評な山崎NA。
自分も久しぶりに飲んだけど、プラム系フルーツ感が弾けるようにフレッシュで、分かりやすいモルト感が好印象。
 
この味に対して、他のサントリーウイスキーがどれくらい"山崎NAらしさ"を持ち合わせているかを確認。
比較対象はパインドゥのホームグラウンド(?)オールドボトルです。
 
 
 

 

〇山崎12年(2006年頃流通品)

 

18年前の山崎12年。

この頃は容量750mlと、現行より50ml多かった。

ついでに酒販店で6500円税込みで棚にみっちり詰め込まれていたなぁ…

個人商店でも贈答用に響17年と並んで売ってた風景が懐かしい。

 

味比べは……さすがに香りが開いていて旨い。

多重な香りにたまり醤油のような深いコク……うんうん、久しぶりの山崎12年♪

美味しさではNAに一歩リードした美味しさ。

 

こなれたモルト感、丸いアルコール感、12年以上の熟成感と感感尽くしの御馳走ウイスキー。

 

しかし奥さんはNAの方が美味しいとな(/ ノε`))フハッ!!

NAのフレッシュな香りの方が好みとの事。

 

 

 

本企画はNAを基準とした"山崎NAらしさ"の度合いを確認するものなので。

山崎12年は上位モデルだけど、企画上はちょっと評価が異なる。

 

山崎NAらしさとしては100点満点中で80点と相成り。

美味しさは個人のアレなので意見が分かれますが、だいたいウイスキーを最近飲み始めた人は奥さんと同じような感想になるかな?

12年のしっとり落ち着いた感は、『なんだかワカランけど高級なウイスキー』の"なんだか"の部分で包括して解釈してオシマイになりそうで。

 

モルトの希少性をぐちぐち語ったところで、NAの分かりやすくほとばしる香りのインパクトが、印象に残りやすと思われる。

 

 

〇オールド特級(1989年以前流通)

 

シェリーモルトを喧伝しつつも、それが山崎由来とは明示しない謎ウイスキー。

現行品はジャパニーズウイスキー表示基準に合致してるそうですが…

 

んで味見すると、シェリーっぽいレーズン風味が主体でこれまた美味しい。

この時期のオールドはピート感も備わっていて、原酒の融通を利かせた大企業らしい試行錯誤が感じられる。

 

んで山崎NAらしさはというと……山崎モルトらしさの度合いも高めで、シェリー感が分かりやすい部分も万人向けでヨロシ。

昭和とは違い、ピート感は令和の現代では歓迎されるウイスキーの要素。

全体に好ましい印象ですが……

 

山崎NAらしさは60点

オールドもNAなので、原酒の熟成感をネーミング通りに期待するものでは無し。

しかしモルトがダダ余りだった昭和時代のボトリングなので、フレッシュ感のある原酒が楽しめるお酒でした。

 

 

 

〇黄角(1990年代流通)

 

ボトルは特級ですが、90年代角を詰め替えてます(/ ノε`))デキャンタとしてイイよね角瓶♪

特級時代から風味を引き継いでいる90年代角なので、シビシビ感が無くて飲みやすい(現行はというと…)

 

山崎というか角の味はしっかり。

改めて味見すると、山崎と共通するフレーバーは90年代角にも感じられる。

故に山崎モルトたっぷり!とは言いませんが。けっこう角の味は孤高気味で、山崎NAに見当たらないんですよね…

 

 

山崎NAらしさは40点

今回の企画だと点数は高くは無いけど、ウイスキーとしての美味しさは十分♪

ちょっと乾いた感じの山崎モルトが安っぽいというか若いというか。

90年代角瓶は希望価1800円くらいだったはずなので、熟成期間の短い山崎味がするのも納得。

 

 

 

〇特角10年(1997年景品)

 

角瓶のポイントシールを集めてもらえる非売品ウイスキー。

360mlハーフボトル。

角瓶15本で本品が1本貰える仕儀。

 

飲んでみると熟成感の強い黄角。なにしろ角瓶10年ですからねぇ。

角というより響10年といった重厚さ。

独特なフルーティなモルト感が強いので、山崎原酒の比率が高そう。

 

シングルモルトに無かったほろ苦い香ばしさは白州由来か?

現行サントリーのシビシビ感とは全く異なる、大人の苦味というか。

 

山崎NAらしさは60点くらい。

しかし景品故の使える原酒の多さもあってか、ブレンデッドウイスキーとしては90点クラスの美味しさ。

 

 

 

〇オールドクラブハウス(1986年発売)

 

最後はオールドボトルでも安酒の部類、2級ウイスキーでございます。

原酒率10%未満という設定の2級に、山崎らしさを求めるべきか?という話ですが、過去2回扱った結果はどっちも『山崎モルトしっかり♪♪』な感想だった。

 

今回改めて飲んでみると面白いもので、上記のオールド特級からシェリー要素を抜き、90年代角瓶の乾いた山崎感がメイン。

原酒率の低さを物語るニュートラルスピリッツ感が全体の主体と認識できた。

つまりオールド~角を2級原酒率でまとめたボトル、という結論に達したり(/ ノε`))♪

 

山崎フレーバーは健在なのに、ぬるぬるスピリッツの口当たりというアンビバレンツなウイスキー。

発売当時のウイスキー愛好家には微妙な味わいだったでしょうねぇ…

 

角瓶に準じた熟成感の無い山崎モルト味なので、今回の企画においては……

山崎NAらしさは50点くらい。

 

純粋なウイスキーの美味しさでは70点。

2級らしいといえばそれまでですが、等級の無い現行ウイスキー界隈の視点で見れば、これはこれで可視化されていて消費者に親切な施策だったよなぁ。

 

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 

★★★飲酒系Youtube動画の最新版はコチラから!★★★

プレミアエレメンツは肩が凝るよ~(/ ノε`;))(言い訳…)

{ パインドゥの柔らかい飲酒 }

よろしければチャンネル登録をお願いいたします~(/ノε`;))!!