さて3月末にニッカの余市蒸溜所に行った時のお買い物。


その2日後が4/1で、ニッカ製品の値上げXデー。

シングルモルトが4500円→7000円と大幅値上げとなる。


その直前に蒸溜所の売店でストックに買おうと思ってたのですが……全然無いんだなコレが(/ ノε`;))

 

 

蒸溜所限定のブレンデッドとかあったけど、値上げ対象品目じゃないのでパス。


んで代わりに購入したのが50mlミニチュア瓶。

ピュアモルト竹鶴とシングルモルト余市をそれぞれ6本(お一人様各3本×夫婦2人)

計12本ですじゃ。


 

蒸溜所売店は税込で660円。

フルボトル(700ml)換算だとミニチュアは14本。

660円×14本で9240円となる。


フルボトルを希望価買いすると、7700円(税込)なので、ミニチュア買いは2240円お高い。



なんだ!そんなの意味無いじゃん!というのが2年以上前のパインドゥ。

実は2年前くらいから、特に竹鶴は小売で全然見かけなくなった。


2年前にサントリー山崎を6600円(税込)で3本買ってましたが、それ以前でも朝早い時間帯にちょっとお金に余裕がある人のエリア?の大きめスーパーで、年金支給日後とか狙って行くと、4500円で少しだけ山崎が並んでたりしたんですよ(/ ノε`))…


しかし、ここ2年くらいでメーカーの供給姿勢が変わったっぽく、スーパーで見かける機会がグッと減った。

まぁ昨年くらいまでアークス系列のこじんまり店が、ニッカのシングルモルトとフロムザバレルを、春先に置いてくれたりしたので、100%「2年前」て事でもないんだろうけど。

 

 

 

 

4/1後に近場のスーパーに行ったところ、シングルモルト余市・宮城峡が並んでた。

しかし価格は7800円+税(税込8580円)


前に山崎を希望価4500円で売っていた全国区大手スーパーなだけに、いよいよ小売りのメーカー希望価のっけ販売が全国標準になったのかと……(/ ノε`;))仕方なし…


 

4/1以降に余市に行ってないのでアレですが、蒸溜所売店で購入できる50mlが、レギュラー700ml換算で660円しか違わないとすれば、お土産に買うべきウイスキーはというと…


ちなみにフリマアプリの現在(2024.5)の価格は、シングルモルト余市が希望価と同じ7000円程。

ピュアモルト竹鶴は業務店卸に振り切ったという噂もあって12000円とプレ値。


買うならやっぱり竹鶴ですかねぇ…

まぁお土産としても通りの良い銘柄だし、外さないで喜ばれる銘柄としては竹鶴ミニチュア瓶がマストお土産でしょうかね。




◯大量買い防止システム

ちなみに当日、この買い物前に義父へのお土産用に、鮭トバと余市ミニチュア瓶のセット品を買った奥さん。


食後にミニチュア12本のお会計をしようとすると、レジの人がちょっと慌てながら「他にウイスキー買ってますか?」


どうもセンサーがあるのか、カバンの中のお会計済みウイスキー付き鮭トバが、12本会計に連動して、レジにアラートを出したっぽい。


ウイスキー付き鮭トバは、ミニチュア瓶購入の「お一人様3本まで」とは別扱いとの事で、事なきを得ましたが、レジをなんども訪れて数量限定品を不当に買い込む対策が確認できて良かったヨカッタ(/ ノε`))出入り口が決まった順路なのもそういう意味なのね♪



ではミニチュア2本を味見していきますよ…

 

参考(?)までに、オールドボトルのハイニッカマイルド2級と味比べ。

竹鶴さんの晩酌ウイスキーとして有名なハイニッカの、特に時系列的には晩年に飲んでいたハズの同マイルドを開けてみた。



ピュアモルト竹鶴は弾けるモルト感が素晴しい。創業者の姓を名乗るだけの事はある。

この感覚は…新規蒸溜所ながら数々の受賞歴が華々しいクラフトウイスキー「厚岸ウイスキー」を思い起こす。

造りが丁寧というか、ひと口ストレートで含んで、パッと目が醒めるようなインパクト。

厚岸に匹敵するウイスキーがピュアモルト竹鶴というのも、北海道大手ウイスキーメーカーらしいクオリティー。

 

 


シングルモルト余市は煙たさに個性を向けている。

昔の白ラベル500ml時代は、ピーティさと重みのあるフローラル香だった。

ウイスキーを嗜む人口も増えたし、“分かりやすさ“を重視するのは良い傾向。


昔はニッカATとかスーパーセッションとか、飲んでいても個性が見えない謎ウイスキーが多かったニッカウイスキーだったなぁ…




実際飲んでみても、モルトの重厚さ・インパクトは竹鶴が際立っている。

旧NA、12年、17年、21年と同ブランドを飲みましたが、21年に匹敵するインパクトながら、NAの若さや軽さが良い方向に表現されていて。

創業者の名に恥じない、ニッカを代表できる出来といえます。





◯ハイニッカマイルド2級 1976年製造


モルトウイスキーと並行して飲んだオールドボトル。

2級ウイスキーの原酒混和率が14%時代のもの。


ちなみに最近話題のジャパニーズウイスキー定義は、国産原酒が10%入っていればOKというユルユルなもの。

原酒の出所が違うとはいえ、昭和の2級ウイスキーにも及ばない原酒混和率のために、必死に現行品ラベルを貼り替えてる某S社って一体(/ ノε`;))ハァ…



さて味見、さすがにモルトを飲んだ後の味覚・嗅覚には薄っぺらい。

後日ハイニッカマイルドをきっちりめに扱いますが、竹鶴さんが晩年味わったウイスキーの味を、50年後の人気銘柄と飲み比べられるのは感慨深い。


そして原酒混和率を上限いっぱい注いだハイニッカを飲みながら、果たして令和日本のウイスキー界隈は本当に進歩したのか?と問いたかったりする晩酌のひととき…


 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 

★★★飲酒系Youtube動画の最新版はコチラから!★★★

プレミアエレメンツは肩が凝るよ~(/ ノε`;))(言い訳…)

{ パインドゥの柔らかい飲酒 }

よろしければチャンネル登録をお願いいたします~(/ノε`;))!!