年末も近づいてきて、昨今のブームでウイスキーを手に取る人も増えてきたと思います。

 

年末年始はビックカメラとか大手酒販のウイスキー棚がガラガラになっている事が多く。

特に日本メーカーのウイスキーは1000円クラスを除いてカラッカラな売り場になっているのも珍しくない。
どうも2000円以上で漢字表記銘柄だと、特に動いている傾向……良いか悪いかはさておき。
 
そんなお酒選びがウキウキする今時期に、ちょっとディープなウイスキーに挑戦してみては?というお話をば。
 
 
 
自分は10年以上前から、北海道内を皮切りに本州まで、酒屋さんを巡ってウイスキーを買いこんできました。
☆記念すべき遠征第一回目の戦利品in函館その1☆昔はオーシャンがゴロゴロしていた…
 
その変態的ストックの中でも、特に最近のブームもあって、購入当時現行品だったウイスキーが、今となっては終売品……いわゆるオールドボトルと捉えられるジャンルに変化してきたのを実感。
☆函館その2☆バランタインファイネスト(特級)は、この3年後くらいにラベル変更。
 
同じ銘柄でもオールドボトルから現行品に切り替わる段で、味が微妙に変化していくという報告は、ネット上でひそやかに語られてきました。
ウイスキーを飲まれる方でも、この手の話を半信半疑で知った方も少なくないのでは?
ある時期までは閉鎖した蒸留所の原酒や、希少な樽原酒が詰められてる?とかいうウワサを。
☆函館その3☆サントリーローヤルのこのボトル形状は何を意味してるのだろう…
 
最近のオールドボトル入手経路はオークションやフリマアプリ、リユースショップと非酒屋さんにシフトしてきましたが、設定価格と保存状態に納得がいけば、手を出してみるのも悪くないような。
 
もちろん保存状態のリスクはありますが、保存状態は酒屋さんでも微妙だったりしますので……4~500件巡ったけど、直射日光やナナメ置きはザラ。その辺は非酒屋さんルートとそう違わないリスクかと。
 

しかも見た目で分からない、飲んで落胆する劣化パターンがこれまた多い。

 
……それでも現行と違うかも?ウイスキーの味わいの変遷を感じ取ってみたいかも?的ウイスキー嗜好を持ちつつ、いま一歩踏み出せない方の参考になればと、最近飲んだオールドボトルをレポートしていきたいと思います。
 
有名銘柄は一通り飲んできたのですが、何しろ7~8年前のブログ記述だと、自分の拙い(今も(/ ノε`;))かも?)味覚嗅覚が爆裂した内容だったので、仕切り直しでご紹介する機会とさせて頂きます。
 
 
まずはサントリー黄角特級の堂島浜通ボトル。
最近になって再びネットで調べると、堂島浜に"通"が付いた住所表記は1971~1978年の間だとか。
 
YOUTUBEで1974年当時のCMを確認。価格は1800円
この頃の大卒初任給は78700円。
現在の物価に置き換えると3780円となります。いい値段してるわ(/ ノε`;))!
現行は1480円程度で販売。ちょっとセールで1280円かな。
なので現在の3倍のお高いウイスキーという位置づけ。
給料日明けまで待つ…って程でもないけど、懐がある程度暖かいタイミングじゃないと手が出ないかも。
 
なので現行品に対して3倍の味わいや感動を求めたくなるトコロですが、いざ飲んでみると……
 
 
………ストレートで甘くて飲みやすい(/ ノε`))イイネ♪
 
 
現行も出先でストレートで飲みましたが、んん~やはりグレーンアルコール由来なのか、シビシビした刺激が……
2015年辺りだったか?ボトル形状の変更(怒り肩ボトル)のタイミングでシビシビ感が大幅増量したんですよね。
炭酸で割るハイボールでは差し支えない変更だったんだけど、ストレート・ロックは刺すような刺激との戦いだった…
 
この刺激は2008年以前の黄角でもそれなりに強い傾向だった。
つまりハイボールブーム前から、黄角はシビシビしてたんですね。ブーム後しばらくして刺激がさらに強化されたとも言うが…
 
特級堂島浜"通"は刺激も仄か。
確かに山崎モルトらしい独特な風味が感じられる。
2008~現行は肝心の山崎モルトが薄いんですよね…
 
とはいえ山崎味が主体とも言えなく、ソコじゃない最大公約数の"黄角"の味は共通して存在します。
さらに90年代黄角にも共通し、それ以降は微塵も感じられない樽っぽさもしっかり。
けっこう木材フレーバーが感じられ、いかにも樽熟成してます的な風格を漂わせる。
 
つまり特級堂島浜"通"は山崎そこそこ、黄角らしい味、甘みもしっかり、樽感どっしり。
令和において3780円設定で酒販店に置いても、すっきり売れていく魅力ある味わいだと思います。これならサントリーウヰスキーらしくて納得(/ ノε`))♪
 
ちなみに90年代角に近いと感じたプレミアム角瓶
90年代角が特級と大きく違わない味わいという事もあって、2021年になって改めてプレ角の有りがたみを再確認した次第。
2000円未満で山崎モルトをそこそこ楽しめたプレ角。
マッサン放映2年前に先行して山崎モルトを訴求してしまった、早すぎたお買い得ウイスキーだったのね…
 
特級~90年代で保存状態が悪くなさそうで、液面低下が肩くらいまでなら上等かと。リユースやオクで1800~2000円程度で手に入れば。
 
 
サントリーdisり傾向な当ブログですが、かといって1280円の現行角に魅力が無いとも言えない。
だって1/3の価格でソレっぽいお酒が飲めるって訳だし。
飲み屋さんでハイボール選ぼうとしても、サントリーでトリスとジムビームと角を選べと言われれば、あの圧倒的な宣伝力が築いた角ハイが飲みたくなりますよね。
ニッカ好きだけど、ブラックニッカクリアと角でハイボール選ぶなら、後者だもんなぁ…
個人的にはハイボールブランドとしては、現行品でも圧倒的に黄角の地位は揺るがないと思います。
ハレの日ハイボールとしては、他の1000円ウイスキーよりも通りが良いですし♪
 
 
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なかなか動画作る余裕が無いなぁ…(/ ノε`;))プレミアプロ安くならないかな…

{ パインドゥの柔らかい飲酒 }

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